| たしかに素晴らしい作品ではあるが、サイズの問題からして購入障壁がかなり高い |
フロントバンパー、前後フェンダー、ホイールやタイヤなどポルシェ934の雰囲気をうまく捉えている
さて、ポルシェとリモワは長年のパートナシップ契約を締結していますが、4月には限定モデルとして初代911をオマージュした「ハンドキャリーケース ペピータ」を発売しています。
そして今回、そのキャリーケースに触発される形でロンドン在住のアーティスト、ベネディクト・ラドクリフ氏が「ワイヤーで構成された、実物大ポルシェ」を作成して発売することに(限定911台)。
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これはゲットせねばなるまい!ポルシェとリモワが初代911オマージュの「ハンドキャリーケース ペピータ」を限定発売。随所に911を思わせるディティールも
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モチーフとなったのはポルシェ934
なお、この芸術作品のモチーフとなったのはポルシェ934ですが、この934は1976-1977年に生産されたレーシングカーで、日本だとタミヤが発売したプラモデルとラジコンカーが非常に有名。
https://live.staticflickr.com/65535/49979451542_8d8647d7ac_c.jpgフロントに大きなエアダムを備えていることがデザイン的な特徴であり、今回の作品ではそのエアダムをうまく再現しているようですね(なぜモチーフに934が選ばれたのかは不明)。※ホイールにも934風のメッシュが採用されている
素材はリモワ同様にステンレススティール
そしてこのポルシェ934「ワイヤーフレーム」の素材はステンレススティール製だといい、細部に至るまでうまく再現されていて、フロントトランクに相当する場所にはリモワとポルシェとのコラボレーションによる限定スーツケースが収められています。
上から見ると前後ワイドフェンダー、ドアミラー、リアウイングもしっかり再現されていることがわかりますね。
なお、ベネディクト・ラドクリフ氏の作品は通常だと「テーブルの上に置く」程度のサイズがメインだと紹介されていますが、ときおりこういった「実物大」のクルマを作成することがあるといい、このポルシェ934のほかにはランチア・ストラトス、そしてプリムス・スーパーバードも製作・販売しているのだそう。
今回のポルシェ934の「911台」というのは(実物大というところから購入のハードルが高く)ちょっと数が多いんじゃないかとも考えたものの、すでに実績があって「これだけの数であれば十分に売れる」と踏んだ数量だと思われ、世界中にそれだけの数の人がこういった「実物大ポルシェのオブジェ」を購入する可能性があるというのもまた驚きです。
実物大ポルシェ x リモワのインスタグラムへの投稿はこちら
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参照:uncrate