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シンガー・ポルシェ最新作、「911インディ・コミッション」公開!ボディカラーはブラウン、ホイールはゴールド、室内はヌバックというゴージャス仕様

2022/07/08

シンガー・ポルシェ最新作、「911インディ・コミッション」公開!ボディカラーはブラウン、ホイールはゴールド、室内はヌバックというゴージャス仕様

| 相変わらずシンガーは次々と新しいことにチャレンジを行っている |

この「ゴールドのホイール」はかなり珍しい

さて、ここ最近は「911ターボスタディ」など今までとは異なる毛色を持つカスタムをリリースしているシンガー・ヴィークル・デザイン。

今回はいつもどおりの964ベースのレストモッドではあるものの、内外装が他の作品とは異なるポルシェ911「インディ・コミッション」を公開しています。

ボディカラーは「ディクソンブロンズ」、そしてホイールはゴールド、インテリアはベージュというエレガントな仕様を持っており、ここでその内容を見てみましょう。

シンガー・ポルシェ911「インディ・コミッション」はこんな仕様を持っている

まず、この911インディ・コミッションのボディカラーは上述の通りディクソンブロンズ。

ヘッドライト/ウインカー/ポジションランプベゼル、ウインドウモール、ドアミラー、ドアハンドルはマットチタンにて仕上げられており、給油口は「フロントフード」ではなくフロントフェンダーに位置しています。

前後バンパーそしてボディサイドにはストライプ、そして「PORSCHE」文字が入らないシンプルな仕様。エンジンフードにもPORSCHEロゴなし、そしておなじみのダックテールを持ちますが、バンパレットはチタンカラーではなくボディ同色を採用し、全体的にシンプル、そして統一感のある仕様となっているようですね。

ボディパネルはもちろんハンドメイドのカーボンファイバー、かつワイドボディです。

特筆すべきはフックススタイルのホイール(ディスク面)がマットゴールドということで、これはシンガー製ポルシェ911としてはかなり珍しい、と思います(ほとんどの場合はマットブラックやボディカラー同色)。

おそらくブレーキシステムは最新のカーボンセラミックを採用していると思われるものの、キャリパーがブラックにペイントされているようで、「目立たなく」仕上げているようですね。

この911インディコミッションに搭載されるエンジンは4リッター・フラットシックス、もちろん自然吸気。

エンジン本体はセラミックプラチナムにて処理され、インテークやファンはマットチタン、ファンのケーシングはブロンズ仕上げ。

エンジンルームと室内とのファイヤーウォールにはダイヤモンドステッチの入るレザーが使用されています。

ちなみにトランスミッションは6速マニュアルを採用し、テールパイプはブラックフィニッシュ。

インテリアに使用されるのは「ヌバック」レザー

そしてこのシンガー・ポルシェ911インディ・コミッションの大きな特徴が「室内にヌバックレザーが使用されている」ということ。

ヌバックはスウェード(裏革)とは異なり、表側の表面をケバ立たせてスウェードのように見せたもので、広い面積においても均一な質感を保てること、毛羽立ちの肌目をコントロールできること等のメリットがあります(スウェードにおいて、広範囲で均一な質感を持たせることは難しい)。

見たところこのヌバックはシート、ドアインナーパネル、ダッシュボードに使用されており、スウェードでもアルカンターラでも出せない独特の質感を表現しているようですね(ただしヌバックはそのぶん高価で取り扱いが難しいが、それでもオーナーはあえてヌバックを選んでいる)。

加えて、シンガー・ヴィークル・デザイン特有の「編み込みレザーを使用してない」という点においても、この911インディ・コミッションはやや特別なクルマということになりそうです。

シートはカーボン製のシェルを持つバケット(ヘッドレストは独立)、そして中央部分にはパンチングとステッチが施され、適度にクッションも使用されているようですね。

センタートンネルやシルはレザーで覆われ、カーペットには麻っぽい質感を持つ素材が採用され、ルーフ内張りも明るいタンカラー、そしてロールバーレス。

ヌバックレザーと組み合わせられるブラウンレザーにはともにホワイトのステッチが用いられていますが・・・。

部位によってはあえて同色ステッチを採用し、「目立たない」ようにも。

このあたりは外装と通じるテイストを持つ部分でもありますね。

全体的に見て、カラー、素材やそれがもたらす効果を十分に知り尽くし、細部に至るまで(まさにステッチのカラーに至るまで)考え込まれた一台だと思います。

ちなみにシフトノブはブラウンレザー、しかしパーキングブレーキハンドルはタンカラーのヌバックというところにもオーナーのこだわりが反映されているようです。

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参照:Singer Vehicle Design(Facebook)

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