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超希少、142台しか製造されなかった北米向けポルシェ911(930)ターボ「フラットノーズ」が競売に登場!ボクは密かにフラットノーズの復刻を願っている

2022/10/31

超希少、142台しか製造されなかったポルシェ911(930)ターボ「フラットノーズ」が競売に登場!ボクは密かにフラットノーズの復刻を願っている

| 当時、このフラットノーズ「オプション」を装着すると価格が1.7倍くらいに跳ね上がったらしい |

それでも多くの顧客がこのフラットノーズを選択したようだ

さて、1987年のみにわずか142台しか製造されなかったとされるポルシェ911ターボ「フラットノーズ(スラントノーズ)」クーペのうち1台がオークションへと登場予定。

このフラットノーズの起源については色々と話があり、有力なのはポルシェのモータースポーツにおけるスポンサーが「935と同じルックスのロードカーを作って欲しい」とポルシェに依頼し、そこでポルシェが自社のパーソナリゼーション部門であるエクスクルーシブ・マヌファクトゥアの上位プログラム、ソンダーヴァーシュにてこれをワンオフにて実現したという説です。

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やがてフラットノーズは広く人気を博し、ついには「正式オプション」に

そのほかには「フェラーリのスーパーカールックに対抗した」「さすがにポルシェも空気抵抗をなんとかしないといけないと考えた」等様々なウワサがありますが、もし今後、このフラットノーズが現行もしくは将来の911にて「復刻」されることがあれば、その由来も明かされるのかもしれません。

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いずれにせよ、このポルシェ911「フラットノーズ」は、見てのとおりカエル顔を捨てて左右フェンダーがフロントフードと同じ高さに揃えられ、ヘッドライトは(935と同じバンパー内の設置だと各国の規制を満たせないので)リトラクタブルへ。

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そしてリアフェンダーはワイド化されて(ストーンガードがある位置に)ブレーキ冷却用ダクトが設けられ、ここにはフェラーリばりのストレーキが装着されています(オイル冷却用のファンも新設されている)。

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もちろんホイールもワイド化されることとなっていますが、伝統のフックススタイルを維持していますね。

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リアウイングは「ホエールテール」。

US仕様なので、リヤバンパー上には大きな5マイルバンパーが確認可能。

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そしてワンオフの「フラットノーズ」が世に出るやいなや多くの顧客がこれと同じ仕様の製作をポルシェに依頼することになり、その要望が多いため、ついに1987年にはポルシェが公式にオプションコード「M505」としてフラットノーズパッケージを設定することに。

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なお、この「フラットノーズ」オプションは、いったん普通の仕様で完成した911を分解して組み上げていたため「非常に高価」なことで知られ、仕様地によってオプション価格は車両価格の半分〜車両価格同等に設定されていた、という話も聞かれます。※北米だとこれを装着すると車両価格が1,7倍になったらしい

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このポルシェ911ターボ「フラットノーズ」が生産されたのは1987年5月

そして1987年には142台の北米向けフラットノーズが作られることになりますが、今回出品されるのは1987年5月に完成した1台で、新車時はニュージャージーの顧客へと納車され、しかしそのわずか1年後にはカナダのオンタリオのユーザーへと売却され、そこで15年を過ごすことに。

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そして2013年にはワシントン州のコレクターが購入することになり、翌2014年にはクウェートのコレクターへと売却されます。

なお、走行距離はわずか8,600マイルほどだそうで、いずれのオーナーも大事に保管してきたことがわかりますが、数十年分のオイル交換や整備に関する記録も残っている、と紹介されています。

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インテリアは「シャンパン」と呼ばれるタンレザー仕様を持っており、シートやマットには赤いパイピングも。

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「カーステレオ」はブラウプンクト製ですね(オプション)。

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その他のオプションだと、フロントシートヒーター、リミテッドスリップデフ、アラームシステムが装着されているとのこと。

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なお、リヤシートを倒すとそこには「turbo」の文字(はじめてここにturbo文字があると知った)。

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おそらく現存する個体はそう多くはなく、そしてその希少性から911フラットノーズの価格は近年大きく上昇しており、オリジナルの状態を比較的保ったこの個体が高く評価されるのは間違いなさそうですね。

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参照:RM Sotherby's

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