タイにてポルシェの大規模イベント「ポルシェ会議」開催！タイの文化を象徴する「7色」をテーマに色とりどり、各世代のポルシェが勢揃い

｜　タイでは様々なカラーだけではなく、様々な仕様のポルシェ911が愛されていた　｜

イエロー、レッド、グリーン、ブルーなど様々なカラーのポルシェが勢揃い

さて、コロナ禍から世界が正常化するに際し、各地にてポルシェの大規模イベントが開催されているという状況ですが、今回はタイにて催されたDas Treffen（ドイツ語で「会議」）なるイベントがポルシェ公式コンテンツとして紹介されることに。

今回のイベントのテーマは「空冷」「水冷」問わず、しかし「様々なカラー」を集めることを目的に”Dreams in Colours”なるコンセプトを掲げています。

やはりポルシェはどんなカラーでもよく似合う

なお、このDas Treffenの創始者は現地のシハブトル「テン」・ズームサイ氏で、最初の開催は2016年だったそうですが、開催7回目となる今ではタイからのみではなく世界中からポルシェファンが集まるようになっており、この通りの大規模なイベントにまで成長しています。

現在のところ東南アジアでは最大のイベントに数えられるそうですが、今回はそのテーマのとおり様々なカラーのポルシェが集合しており、発起人であるシハブトル「テン」・ズームサイ氏は「子供の頃からポルシェに憧れていたんです。初めて運転したポルシェは、父の友人のものでした。ある日、彼は新車の 964 に乗って我が家にやってきて、私にキーを投げ、何か飲み物を買ってきてくれと頼んだんです。あの音、匂い、そして背中を蹴るような加速の衝撃は忘れられません」。

シハブトル「テン」・ズームサイ氏同様、Das Treffenに集まったオーナーやファンに尋ねると、初めてポルシェを体験したときの印象的な逸話を聞くことが可能かと思われますが、タイではもともとスポーツカーに対する興味が非常に強く、スポーツカーの夢が世代を超えて受け継がれることもしばしばで、ポルシェ自身にも共通する個性とアイデンティティが表現されているといい、その結果としてこれだけのポルシェが集まろうとも同じ仕様は2つとなく、それぞれが誇りの源なのだと表現されています。

会場はまさにポルシェカーニバル

今回のイベントの会場はバンコクのインパクト・スピードパークだそうですが、ご覧の通りカーニバルのような雰囲気に包まれ、ポルシェ オーナーがタイムトライアルを競うジムカーナゾーンから、若いポルシェファンが腕を磨くキッズドライビングスクールまで、”ポルシェファミリーのすべての人々のためのイベント”になったと紹介されています。

シハブトル「テン」・ズームサイ氏のDas Treffenに対するビジョンは今も開催当初も変わらず、同氏いわく「ポルシェ911に初めて乗ったあの日、私が学んだ最も重要なことは、ポルシェを楽しむための最良の方法は、それを共有するということです。若き日にポルシェ911の体験を”共有”してもらって以来、私は自分の情熱を友人やエンスージアスト仲間と分かち合うことを心がけているのです」。

つまりはポルシェオーナーさけではなく、様々な人々にポルシェを体験してほしいと考えている、ということに。

今年のDas Treffenは特別な意味を持つことになったといい、というのも今年はポルシェのスポーツカー誕生75周年、そしてポルシェの象徴である911の誕生60周年、さらにはタイにおけるポルシェ展開30周年という節目の年だから。

そして過去30年間、ポルシェはタイの人々の心に深く刻まれてきたといい、ポルシェの現地法人はこの特別な記念日を祝うため、タイの文化である七色を表現した鮮やかなアートインスタレーションを公開しており、このイベントがもはや個人による開催の粋を超え、「公的」な性格を持つに至ったことも伺えます。

このほか、祝賀ムードを盛り上げるため、ペイント・トゥ・サンプルにて仕上げられたオークグリーンメタリックの911スピードスターやバーガンディレッドのクラシック911 （Fシリーズ）など、希少価値の高いモデルの展示も行ったといい、非常に中身の濃いイベントでもあったようですね。

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参照：Porsche