>ポルシェ(Porsche)

テックアートがポルシェ911ターボSの「超軽量」コンプリートカー、GTストリートR フライウェイトを発表!0−100km/h加速は2.5秒、最高速は350km/h

2023/03/19

テックアートがポルシェ911ターボSの「超軽量」コンプリートカー、GTストリートR フライウェイトを発表!0−100km/h加速は2.5秒

| ただしその重量や価格については現時点で発表されていない |

すでに発表済みのGTストリートRのパーツの多くが「軽量版」へと置き換えられる

さて、テックアートはポルシェのチューンにかけては右に出るものはないというほどの存在であり、これまでにも数々のチューンドポルシェ、そしてコンプリートカーを発表していますが、今回はその最新作「GTストリートR フライウェイト」を19台のみ限定にて発表することに。

これは「フライ(もちろんボクシングの階級名に由来)」の名が示すとおり軽量性を最重要視したモデルであり、現時点では正確な重量が公表されていないものの、これまでに発表されていたGTストリートRよりも大幅に軽量化されている、とアナウンスされています。

テックアートが800馬力のポルシェ911チューンドカー「GTストリートR」発表
テックアートが800馬力のポルシェ911チューンドカー「GTストリートR」発表!内外装カーボンだらけ、最高速は350km/h

| ひと目で「チューンドカー」だとわかる外観がさすがテックアート | GTストリートRへのコンバーキョンキット価格は約930万円。意外と安いのかも ポルシェのチューナーとして名高いテックアートが最新「 ...

続きを見る

テックアートは「フライウェイト部門」を新設

なお、テックアートはこれから「軽量化プログラム」にも注力するものと思われ、今回”フライウェイト部門”を新設すると発表しており、この部門からは数々の軽量パーツを発売することでポルシェ911のオーナーに対して様々な選択肢を提供するもよう。

1119287

今回リリースされたGTストリート R フライウェイトはコンプリートカーであり、911ターボSをベースとしていますが、そのエンジンにも手が入れられ、出力はGTストリートRと同じ800馬力。

1119289

0−100km/h加速はわずか2.5秒だとアナウンスされていますが、GTストリートRの0−100km/h公式加速タイムが公表されていないため、軽量化によってどれくらい速くなったのかは不明です(最高速については、GTストリートR、GTストリート R フライウェイトともに350km/hである)。

1119265

画像を見る限りではGTストリート Rと同様のエアロパッケージを持っており、しかしいずれのエアロパーツともカーボンファイバー製へと変更されることで軽量性を実現しているものと思われます。

ただしフロントフードの固定にはクイックリリースを採用しており、つまりはレーシングカー同様に「着脱式」となっているのだと思われ、ヒンジやダンパー分の重量を削ることで軽量化を追求しているのでしょうね。

1119256

その内容を見てみると、スキッドプレート付きの固定式カーボンスプリッター、サイドエアフィンとカナード、カーボンファイバー製アンダーボディパーツ、さらにはカーボンファイバー製のフロントフェンダーとルーバーも。

1119257

GTストリート R フライウェイトには新しいホイールも装着され、この”フォーミュラVIレースフライウェイト鍛造ホイール”は、極限まで削られたスポーク(肉抜き加工が施されている)とハブ部分の軽量化により、各ホイールの重量を11.5kg以下に抑えており、装着されるタイヤはミシュラン・パイロットスポーツカップ2。

1119258

サウペンションはオーリンズ製へと変更され、車高に加えて伸び側と縮み側の減衰力を個別に調整すること可能となっているほか、フロントアクスルには新たに最適化されたウィッシュボーン・サスペンションが装着されていると紹介されています。

1119260

ウイングだとエンドプレート形状が(GTストリート Rから)若干変更されているといい、それらの素材はもちろんカーボンファイバー。

このウイングは固定式となりますが、上部には3段階の角度設定が可能なアジャスタブルウイングを備えており、コースに応じてダウンフォースを増減させることが可能です。

さらにはリアディフューザー形状も変更され、GTstreet RとFlyweightのロゴが見られます。

1119264

ちなみにリアウインドウは軽量なポリカーボネート製へと交換済み。

1119262

テックアート「GTストリートR フライウェイト」のインテリアはこうなっている

そしてこちらはGTストリートR フライウェイトのインテリア。

1119272

エクステリア同様に”フルカスタム”が施され、ブラックとイエローのコントラストが美しい六角形のステッチとFlyweightのロゴが随所に施されていることがわかります。

1119276

「フライ」という名称を持つため、この(昆虫の)図案はハエを意識しているんじゃないかと思うものの、ブラックとイエローとのカラーリング、ハニカム、そしてドアの上の針のようなグラフィックからすると「ハチ」のようにも。

ちなみにシートはレカロ”ポディウムCF”、パッドは3Dプリンターで製作されている、とのこと。

1119279

このハニカムとハチのようなグラフィックはドアインナーパネルにも。

1119281

これまでのテックアートのコンプリートカーに比較するとブラックの面積が大きく、そのぶんイエローが際立って見えるようですね。

1119274

ロールケージはかなり複雑な形状を持ち、リサイドウインドウやリアウインドウを内側から清掃するのはかなり難しそう。※リアシートは除去されている

1119277

そのほか、FIA公認のテックアート製6点式レーシングハーネスや消火器、軽量カーペットといった装備もアナウンスされていますが、現時点で価格は公表されておらず、しかしポルシェ911ターボSの新車価格から「10万ドル(現在の為替レートにて約1350万円くらい)は高くなるだろう」と言われているようですね。

1119271

テックアート「GTストリートR フライウェイト」のプロモーション動画はこちら

合わせて読みたい、テックアート関連投稿

テックアートがポルシェ911カレラGTS向けのチューン/カスタムを発表!出力は911GT3以上、その内外装も911GT3”クラブスポーツ”なみに
テックアートがポルシェ911カレラGTS向けのチューン/カスタムを発表!出力は911GT3以上、その内外装も911GT3”クラブスポーツ”なみに

| もともとの純正バンパーを活かしつつも効果的にカスタム | このリアウイングはなかなかにインパクトがありそうだ さて、992世代のポルシェ911に向けたチューニングパッケージを積極的に提供するテック ...

続きを見る

テックアートが新型ポルシェ911GT3向けのエアロパッケージを発表!手を入れた部分は最低限、つまりそれだけ「新型911GT3の完成度が高い」ということか
テックアートが新型ポルシェ911GT3向けのエアロパッケージを発表!手を入れた部分は最低限、つまりそれだけ「新型911GT3の完成度が高い」ということか

| 年々、いずれのメーカーの新型車も「手を入れる余地」がなくなってきている | とくにポルシェの場合はうかつに手を入れると「改悪」になる場合も さて、ポルシェに特化したチューナー、テックアートが992 ...

続きを見る

テックアートが超過激チューンド911「GTストリートR」カブリオレを発表!150馬力アップで87台のみの限定、その改造費用は840万円から
テックアートが超過激チューンド911「GTストリートR」カブリオレを発表!150馬力アップで87台のみの限定、その改造費用は840万円から

| これほどのパワーアップと外観の変更が得られるのであれば、そのカスタム費用はそれほど高くはない | さすがはテックアート、その品質も最高レベル さて、ポルシェのチューナーとして名高いテックアートが、 ...

続きを見る

参照:TECHART

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Cirqua_Recommend / 1845256

->ポルシェ(Porsche)
-, , , , , ,