| 内外装合わせて数百万円はかかっていそうだが、ここまで見た目が変わるのであれば満足度は非常に高い |
ポルシェファナティックにしか理解できないカスタムも含まれ、しかしそこがまたマニアっぽい
さて、イケメンユーチューバー、Mr JWW氏が自身の所有するポルシェ911 GT3の内外装をカスタムする様子を公開。
ただしカスタムといってもその内容はけっこう大規模なもので、ボディは「剥がせるペイント」によるオールペン、内装は総張り替え、加えてブレーキキャリパーのペイントにエキゾーストシステムとホイールの交換、カーボンボンネットやダックテール型リヤスポイラーの装着など。
これらをして、「世界で最もカスタムされた911GT3」だと称していますが、ここでその内容を見てみましょう。
「剥がせる塗料」はこうやってポルシェ911GT3に塗る
まずは「剥がせる塗料」によるカラーチェンジですが、これを担当するのは「ロジック」なるショップ。
まずはカラーを調合し・・・。
肉眼による見え方を確認。
ボディカラーは「サンマリノブルー」だと紹介されています。
その後は外せるパーツをすべて外して塗装を開始(フロントトランクの内張りはすでにオレンジに張り替えられている)。
なお、この塗料は自己修復性を持つ傷に強いフレキシブルセラミックラッカーを用いており、もともとの塗装に比較しても飛び石などに対する耐性も強いと紹介されています。
さらにはこんな感じで簡単に剥がすことが可能という優れモノ。
こちらは塗装中の風景。
もともとのボディカラーである「ホワイト」が全く見えないように塗ってゆき・・・。
各パネルのエッジもしっかりペイント。
ラッピングであればここまで入り組んだ部位にまで貼り込むのは難しいかもしれませんね。
そして塗装ならではの(厚みを伴う)深い輝きも見事です。
この光沢もまさに塗装ならでは。
仕上がった状態はこんな感じ。
どう見ても「再ペイントした」かのような印象であり、これがまさか「剥がせる塗料」だとは信じられない品質ですね。
なお、単色へのペイントだけではなく、ピンストライプ、コーチライン、ボディストライプも入れることが可能で、グロス(光沢)仕上げの他にもマット仕上げ、サテン仕上げを選択できるほか、乾燥後にはポリッシュやセラミック・コーティングも施工でき、一般的なカーケア製品を使用して「通常の塗装と同じように」扱えると紹介されていますが、オーダーメイドによるカラーの調合はもちろん、「世界中のほとんどすべての自動車ブランド "の数十年にわたるカラーコードにアクセスすることができる」ため、(フェラーリのロッソ・コルサなど)ほかブランドの象徴的な純正カラーにもペイントできるのだそう。
ブレーキキャリパーはインテリアとマッチしたオレンジへ。
ポルシェ911GT3のインテリアはこうやってカスタムする
そして次はこのポルシェ911GT3のインテリア編。
まずシートバックにつき、ボディをペイントするのにあわせて「サンマリノブルー」へ。
シートやドアインナーパネルなど、分解できるところはすべて分解して総張り替え。
基本カラーはオレンジ、そしてグレーです。
シートのヘッドレストには「JWW」ロゴ、そしてシートのセンター部はシンガー・ヴィークル・デザインよろしくウーブンレザー。
エア抜きのアイレットを設けているところもシンガー風ですね。
組み上がるとこう。
ダッシュボードやステアリングホイール、アームレストの表皮も張り替えられています。
センターコンソールやダッシュボードのトリムに加え・・・。
ドアインナーパネルに装着されるトリムもカラーカーボン仕上げとなっており、たしかにMr JWW氏が「世界でもっとカスタムされたポルシェ911GT3」だと胸を張ることにも頷けますね。
ポルシェ911GT3の内外装をカスタムしてゆく過程を収めた動画はこちら
合わせて読みたい、ポルシェ関連投稿
-
カスタムカラーのパープルにペイントされたポルシェ911 GT2 RSが中古市場に登場!オプション多数、アクセントカラーはイエロー
| もし992世代に911GT2RSが登場しなければ991世代の911GT2RSは「最後のガソリンエンジンを積む911GT2RS」に | この個体には必須オプションの「ヴァイザッハパッケージ」つき さ ...
続きを見る
-
【動画】カスタムペイントのポルシェ911はこうやって作られる!製造に関わるのは1台あたり1,500人、要するのは2日間!その工程を4分のタイムラプスで見てみよう
| 最新の911に用いられるボディカラーはクラシカルなゴールドブロンズメタリック | 独自のボディカラーにペイントするとそのコストは最低でも320万円程度「から」 さて、ポルシェは先日ボディカラーを拡 ...
続きを見る
参照:Mr JWW