米にてポルシェ911が時速160kmでクラッシュ、一人が亡くなる。ドライバーの中国人はカナダ経由で中国へと逃亡し米国が手出しできない状態に【動画】

｜　まさか過失致死の容疑者がそのまま海外逃亡し逮捕できないといった事態に陥るとは　｜

現時点で米国は文字通り「打つ手なし」

さて、米国にて1ヶ月前に発生した「ポルシェ911で暴走して事故を起こし、助手席に乗っていた1名を死亡させた」ドライバーが国外逃亡に成功したとの報道。

まず、この事故は午前3時45分頃にワシントン州キングにて発生しており、監視カメラ（複数）には暴走するポルシェ911の姿が写っています。

推定速度は約160km/hだと報じられており、たしかに監視カメラの映像を見ても「はっきり映らないほど」の高い速度にて走行していることがわかります。

その事故はこうやって起こった

カメラが切り替わると姿勢を崩して「真横に」とんでもない速度で滑ってゆくポルシェ911が捉えられており・・・。

そのまま交差点内に侵入し、そのまま交差点外側に設置されているブロックに激突。

路上のブラックマークを見るとまさに「一直線」に交差点の対角線へと滑っていますが、リアヘビーの911が真横のまま滑ってゆくのはちょっと意外です。

そして交差点外側に設置されていたブロック壁にそのまま当たり、その勢いでポルシェ911は舞い上がって画面の外へ。

なお、飛んでいったポルシェ911は橋脚に衝突し、真っ逆さまに着地することになりますが、第三者の通報によって駆けつけた警察官によって助手席の1名の死亡が確認され、ドライバーは命に別状はなかったものの、そのまま病院へと運ばれることに。

ドライバーの中国人はカナダ経由で母国へ逃走

なお、このポルシェ911のステアリングホイールを握っていたのは中国人、そして助手席に座っていたのも中国人だったと報じられており、助手席の人は運悪く死亡、そしてドライバーは入院となったわけですが、その怪我は小さいものではなく、よって警察は「しばらくドライバーが退院することはない」と判断してそのままにしておいたところ、このドライバーは病院を抜け出してカナダへと入国し、カナダから中国へと戻ったのだそう。

そして米国と中国では身柄の引き渡し協定が締結されていないため、このドライバーは「見事逃げおおせた」ということになりますが、警察が即時令状を取って身柄を拘束しなかったことについて非難の声が上がっているといい、しかしこうなったからには”後の祭り”。

このドライバーはもちろん指名手配されているので、引き渡し協定が結ばれている国へと旅行でもすればすぐに逮捕され米国へと引き渡されることになりますが、そうでも無い限りはなんの罪も問われず、祖国で暮らすことができるということになりそうです。

ポルシェ911が大きなクラッシュを喫する動画はこちら

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参照：KING 5 Seattle