ポルシェ911Rの「落札最高額」が1億6000万円という記録とともに更新される。内外装フルカスタム、オプション総額は1360万円

｜　どうやらポルシェ911Rの価値は今後も下がることはなさそうだ　｜

とくに今回出品されたホワイトの911Rのコレクション価値は非常に高い

さて、オークション開催元であるRMサザビーズは先週「ホワイトコレクション」と題された過去最大級のポルシェコレクションを競売にかけていますが、これはホワイト（中にはベージュや薄いグレーもある）のポルシェ53台、そのほかポルシェのパーツやグッズを含めてトータル500点オーバーという大規模な内容となっています。

そしていずれのポルシェもオーナーの意向によって高度にカスタムされたものばかりとなっており、今回その中の1台の「911R」が110万ドル（現在の為替レートで約1億6000万円）にて落札され、オークションで落札された911Rの記録を軽く塗り替えることに（これまでの記録は553,767ドルだった）。※ピーク時には「億」を超えるプライスを掲げる中古車ディーラーが多数登場したが、実際にその価格で取引された例はほぼ無かったようだ

このポルシェ911Rはこんな仕様を持っている

そこでこのポルシェ911Rの仕様を見てみると、ボディカラーは「ペイント・トゥ・サンプル（カスタムカラー）」によって調合されたグランプリホワイト、そしてストライプはネイビー。

ちなみにこのストライプも通常オプションでは選択できないカラーであり、かつラインが「分割」されるなどこのモデル固有のグラフィックを持つもよう。

ちなみにポルシェクレスト（エンブレム）は911R共通の仕様として、軽量化のためにバッジではなく「ステッカー」。

ボディサイドの「PORSCHE」ストライプももちろん特別仕様、そしてセンターロックホイールはホワイトにペイントされています（センターロックナット上のポルシェクレストはモノクローム）。

リアセクションのストライプもやはり分割型、そして「911R」バッジも特別仕様だと思われます（通常だと911R文字すべてがシルバーであると認識しているが、この個体の場合は”R”のみがグレー仕上げ）。

記載されている範囲だと、装着されているオプションは（外装や機能についてだと）「フロントアクスルリフトシステム、強化クラッチ付きシングルマスフライホイール、航続距離延長燃料タンク（23.9ガロン）、アルミニウム調燃料キャップ、クリアテールライト、カーボン製ドアシルガード、ヘッドライト クリーニング カバー塗装、スポーツデザイン・エクステリアミラー 、ブラックLEDヘッドライト、レイン センサー付き自動防眩ミラー、フロントティンテッドガラス、スポーツクロノパッケージ」など。

このポルシェ911Rはこんなインテリアを持っている

そして外装以上に強いこだわりが発揮されているのがこのポルシェ911Rのインテリア。

メインに使用されるのはヨッティングブルーレザーで・・・。

そこにホワイトのステッチに・・・。

ペピータ（千鳥格子）が用いられています。

インテリアに関するオプションだと「レザーキーポーチ付きペイントキー、エクステンデットインテリアパッケージレザー、ディビエーションカーボンファイバーフロアマット、シリウスXM衛星ラジオ、ボーズサラウンドサウンドシステム、電話モジュール、電子ログブック、ライトデザインパッケージ、（助手席足元の）ラゲッジネット、エアコン、消火器、オンライン サービス、ポルシェ コミュニケーション マネージメント (PCM)」など。

なお、オプション合計としては92,899ドル（約1363万円）だとアナウンスされており、車両には内装のカラーや素材を決める際に使用したサンプルも添付されるようですね。

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参照：RM Sotheby's