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ポルシェ930ターボ・フラットノーズが英国でオークションに。3000万円程度の予想

2015/10/11

| 「フラットノーズ」は超高額オプションだった |

930ターボSE"フラットノーズ"がオークションに登場予定。
1986年から1989年の間に製造され、英国向けとしては50台のみが生産(日本には20台ほど入ってきたと言われる)。

今回2台のフラットノーズ(スラントノーズ)が今回登場するようで、1台目は英国ポルシェのデモカーとしてデリバリーされた一号車となりシルバーメタリックの外装にキャンキャン(カンカン)レッドの内装。

もう一台は逆に「最後に納車された」1989年モデルで、エンジンはルーフ製の450馬力のものへ変更されているそうです。
LSDも装備され、走り志向となっているようですね。

なお落札金額はともに3000万円程度とみられています。

別の希少なポルシェも中古市場に登場

程度極上のポルシェ911(993)ターボが販売中。1800万円

北米にて、程度極上のポルシェ911(993)ターボが販売中。
空冷最後のターボモデルということで今でも根強い人気を誇る911ですね。

この個体は1997年制で二人のオーナーを経ており、クラッチなどしっかりメンテナンスを受けているそうです。

一時期空冷の価格は若干下がりましたが、またジワジワとその価格が上がってきており、程度の良い個体はこのまま高値を維持するかもしれませんね。

ポルシェ964RSが競売に登場。2000万を超える予想落札価格

ポルシェ964RSがオークションに登場予定。
この964RSは1993年モデルで最初はドイツ国内で納車され、次にイギリスに渡ったもの。

964RSは日産GT−R(R32)が登場し猛威を振るっていた頃に登場したスペシャルモデルですが、日産GT−Rがアテーサ4WDを採用しテクノロジーにて速度を追求したのに対し、964RSはシンプルに「軽量化、そして足回りを固める」という手法でアプローチした車でもあります。
ポルシェは「959」でトルクスプリット4WDを採用していますが、「高価になりすぎる」との理由で一般の市販モデルには採用せず、しかし同様の機構をあっさりと実用化した日産とは対照的とも言える時代でしたね。

その後ポルシェはボクスターやカイエンの発売によって多大な利益を得ることとなりテクノロジーにおいても十分な費用を投じて研究開発を行えるようになっていますが、当時は「それしか」対抗手段を持ち得なかったのかもしれません。
※この頃からポルシェ911と日産GT−Rとの因縁対決が始まっていたのかもしれない
しかしながらポルシェは現在911ターボにて究極のテクノロジーを追求する一方、同じ911でもGT3のように「シンプルな」手法で速さを追求する姿勢は変わらず、基本的な思想は変わっていないのでしょうね。

なお、この964RSの落札価格は1900〜2100万円程度とみられますが、最近の相場の高騰を考えるともっと高い価格になりそうです。
一度だけそのステアリングホイールを握ったことがありますが、実際に運転してみると現代の911にはない透明さを持っており、それなりの価格となるのも肯けます。

製造わずか17台、右ハンドルかつオプション多数の911フラットノーズが販売中

わずか76台のみの製造で、かつそのうち12台しか作られなかった右ハンドル仕様のポルシェ964ターボ”スラントノーズ(フラットノーズ)”。
そのうちの1台(1994年製)が走行たった1013キロという低走行で販売されています。

これまでは個人のコレクションとして所蔵されていたものが出てきたわけですが、この車両はオプションの「X84パッケージ」を装着し、フロントウイング、ヘッドライトは968のものを採用し、959同様のリアフェンダー上のエアインテークを持っています。

さらには「X88エンジンパッケージ」も装着され3.6リッターフラット6ターボは385馬力を発生。
このパッケージはより大きなターボチャージャー、オイルクーラー、4本出しのマフラーエンド、特別製のシリンダーヘッドやクランクシャフトも装備(インテークマニフォールド、バルブタイミングも特別設定の模様)。

ホイールはRSカップホイール(そういえば最近中空ホイールの存在を聞かなくなった)に加え電動サンルーフ、オートエアコン、パイピング付きのレザーシートも装備し快適性も万全。

価格は「応談」で非公開となっています。

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