| オランダ警察は代々ポルシェ911タルガを採用してきた |
オランダ警察が使用していたポルシェ911のパトカーがオークションに登場。
オランダ警察はこれまでも多くのポルシェを警察車両に採用し、古くは356コンバーチブルから911タルガなどを導入してきたそうで、なぜか屋根開きが多い模様。
その台数は累計で500台程度になるそうですが、現存する車両は非常に少ないそうです。
今回オークションに登場するのは現存するうちの一台で、交通警察に1989年に配属された後に「Targa Rijkspolitie 'ALEX 12.24」として1991年まで活動し、走行距離は10万5201キロとなっています。
現在イタリアのポルシェセンターでフルレストア済みとなり、保証や各種書類も完備。
面白いのは警察車両特有の装備(木の棚が手作り感満載でナイス)に加えて警察の制服やヘルメットのほか、実車同様のカラーを持つミニカーも付属すること。
そのため単なる車としての価値に加えてコレクション価値も非常に高いと思われます。
メジャー、グローブ、牽引ロープ、工具セット、救急セットも付属し、そのままパトロールに出ることができそうですね。
オークションでは最高で1700万円程度の値が付くと見られています。
関連投稿:ノーフォークにてポルシェ・ケイマンGT4がパトカーに。チャリティイベントに活躍の予定
ノーフォーク警察がポルシェ・ケイマンGT4をパトカーとして導入。
これは実際の公務のほか、主にチャリティーなどのイベントに使用され啓蒙活動を行なって行く、とのこと。
欧州、米国や中東ではこういった「警察主体のイベント」が結構多いようで、その場で警察に対する注目を高める意味でもスポーツカーを警察車両として導入する事例が多いようですね。
なお日本だとこういったイベントはさほど馴染みがなく、同様に中国でも警察がスポーツカーやハイパフォーマンスカーを導入したという話は聞かないので、これは「お国柄」の違いなのかもしれません(日本だとやはりパトカー=公務に当たる、という考え方が強く、イベント用としては考えてもらえないので批判の対象になる)。
関連投稿
ランボルギーニ・ウラカンがイタリアにて「2台目」のパトカーに。今度はボローニャ
日産がGT-Rをマッドマックス風パトカーにカスタム。所属は「スカイライン・メトロポリタン署」
オーストラリア警察がBMW i8をパトカーに。ポルシェ911やレクサスRC F、AMG GLE 63も採用済
コイツから逃げるのは難しそうだ。カリフォルニア警察がダッジ・チャージャーをパトカーに導入