ポルシェは将来的に一部自動運転を導入する可能性がある模様。
これはポルシェのCEO、オリバー・ブルーメ氏がメディアに語ったもので、まず「ポルシェはそのDNAに従い、手動で運転されるべき」としながらも、「例えば仕事に出かける時、渋滞にはまったとしたら?車を運転するよりも新聞を読みたいかもしれない。レストランに行く時、駐車場を見つけられなかったら?レストランに入ったのち、車が自動的に駐車場を探して駐車してくれた方がいいだろう」と語っています。
こういった観点において次世代のスポーツモデルにおいてもポルシェは自動運転を導入する可能性があるようですが、「自動運転とガソリンエンジンとの相性」は電気モーターとの相性に比べて良いとは言えず、従って自動運転を導入するのはまずミッションEコンセプトの市販モデル、そしてハイブリッドモデルからとなるだろう、とのこと(この先を考えると、次世代のスポーツモデル、911や718もハイブリッド化される可能性が高いとも言える)。
スポーツカーに取っても自動運転は無視できない時代に突入しつつありますが、ポルシェはスポーツカーといえども「日常性」を重視しており、そこからこういった見解となるのでしょうね。
加えてポルシェは「カーブを最適な速度」で曲がる自動運転技術の研究も進めており、人間が運転すると「速すぎたり、遅すぎたり」して事故や渋滞を引き起こす可能性があるものの、自動運転によってこの可能性を消し去ろうとしています。
なおマクラーレンも自動運転の導入を進めていますが、こちらは「サーキットをより速く走るための」ものとしており、ライン取りやブレーキングポイントなどを「指導してくれる」ものと思われます。
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