フォルクスワーゲンの珍車、「ゴルフ・カントリー」がe-bayにて販売中。
二代目ゴルフをベースにしたアウトドア仕様ですが、カンガルーバー、サイドステップ、リアバンパーステップ、外付けスペアタイヤ、リフトアップでアウトドア風味を演出したモデルですね(日本には110台のみが輸入されている)。
しかしながら最近の「クロスポロ」と異なるのは、単にサスペンションのストロークを伸ばして車高を上げただけという「お手軽/なんちゃってオフローダー」ではなく、車体をアクスルから持ち上げて最低地上高を21センチ確保したり、フルタイム4WDを採用したり、とかなり真面目な作りがなされている(そのあたりVWらしい)のが特徴。
製造についてもドイツのVWの工場ではなく、メルセデス・ベンツGクラスを製造するオーストリアのマグナシュタイア、とやはり本気。
総生産台数は500台のみとも言われる希少車で、まず中古で見かけることは稀(出てきても”ASK”だったりする。数年前に100万円程度で見かけたことも)。
例によって生産終了後に人気が(ちょっとだけ)高まったモデルで、再度登場するのではというウワサもときどき聞きますが、おそらくは登場しないままに終わりそうでもありますね。
ドイツのメーカーはアメリカ車に見られるような、リバイバルと言うかネオレトロなデザインを採用することは少なく(部分的なオマージュは多い)、しかし今新型ゴルフを初代ゴルフ/ゴルフⅡのようなカクカクしたデザインで発売したらどうだろう、と考えたりもします。