| アバルト124スパイダー試乗時の素晴らしい感触は今でも忘れない |
すでにいくつかの国ではアバルト124スパイダーの販売が終了していますが、ついに日本でもその販売が終焉を迎えることに。
加えてアバルトでは「アバルト124スパイダー最後の一台」をチャリティオークションに出品し、その収益金を「認定NPO法人シャイン・オン!キッズ」へ寄付すると発表しています。
なお、すでにオークションは開催されており、最終の受付は11月29日午後6時に設定済み。
「最後のアバルト124スパイダー」はこんな仕様を持っている
そして最後のアバルト124スパイダーですが、アバルトのデザインスタジオ「チェントロ・スティーレ」がこのためにデザイン・製造した特別製バッジ、さらには同じくチェントロ・スティーレによる特別スケッチが付属。
これらの「3点セット」にて370万円からの入札受付となります(現在の最高価格がいくらなのかはわからない)。
そのほかにはこんなアバルト関連オークションアイテムも
なお、この車両含む3点セット以外にもオークションに登場する品が2点あり、まずひとつは「アバルト124スパイダー特別スケッチ」。
上の「車両とセット」のものと同一かどうかは不明ですが、11種類のスケッチが用意され、それぞれ入札開始価格は1240円から。
いずれも124スパイダーのルーツとあわせてデザインされたもので、オーナーそしてファンであればぜひ入手しておきたいアイテムですね。
アバルト595スコルピオーネオーロのスケッチも競売に
そしてもひとつはアバルト595スコルピオーネオーロのスケッチ。
アバルト595スコルピオーネオーロのスケッチは(日本国内では)200台限定にて発売されるアバルト595の特別仕様車で、かつてのAutobianchi A112 ABARTH Targa Oroからインスパイアを受けたクルマです。
つい先日、まず50台限定にて先行予約申し込みがスタートし、好評の内に終了したと伝えられていますね。
そしてこのアバルト595スコルピオーネオーロの特別スケッチも競売に登場し、こちらは合計5種類、開始価格は5,950円から。
124スパイダーのスケッチと価格差が大きいように感じますが、それぞれ「124」「595」とかけた設定なのだと思われます。
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アバルト124スパイダーは本当にいいクルマだった
なお、アバルト124スパイダーはマツダ・ロードスターからのOEMとなり、しかしロードスターに比較すると価格的制約が緩かったのだと思われ、けっこうなコストがかけられたクルマ(つまりロードスターとは全く異なるクルマに仕上がっている)。
まずターボエンジン搭載ということが最大の特徴ではありますが、そこへビルシュタイン製サスペンション、ブレンボ製ブレーキシステムに機械式LSDが組み込まれることになり、オプションでは素晴らしいサウンドを奏でるエキゾーストシステム「レコードモンツァ」も用意されています。
実際に運転してみると素晴らしいことこの上なく、「マツダが(コストの制限がなかたっとして)本当に作りたかったロードスターはこんな感じだったんだろうな」、というエンジニアの熱い思いを感じさせる一台です。※同時に。マツダもこれだけのことができるのかということにも驚かされる。やっぱりマツダはもっとスポーツカーを作るべきだ
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参考【試乗:アバルト124スパイダー】これは「マツダが本当に作りたかったロードスター」だ
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アバルト124スパイダーは思うように売れていなかった
ちなみに製造終了の理由としては「販売不振」。
日本市場がどうこうということではなく(124スパイダー導入後にアバルト全体の登録台数が増加しているので、日本では売れていたのだと思う)、世界的に見てアバルトの想定していたレベルに届かず、車種削減の対象となってしまったということですね。
今後はもう中古でしか手に入らないということになりますが、おそらく今後大きく価値が下がることはなく、「買って間違いのない中古車」の一台だと考えています。
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