フィアット御曹司が手掛けるアルファロメオ・スパイダー・デュエットのレストモッド！リゾートが似合うエレガントな仕様へ、そしてハイブリッドも搭載

｜ やはり世界中で豪華体験を積んできたフィアット創業者一族だからこそ思いつくカスタムなのかもしれない ｜

内外装はレトロフューチャー、そしてKERS同様の運動エネルギー回収ハイブリッドも

さて、フィアット創業者一族にして自身のチューニングショップ「ガレージ・イタリア・カスタムズ」を主宰するラポ・エルカーン氏。

兄のジョン・エルカーン氏はフェラーリの会長を務めており、自身もフェラーリの重役を兼任していると言われます。

ただ、その私生活はけっこう波乱万丈なようで、これまでにもその騒ぎっぷりや狂言誘拐など様々な報道がなされていますが、フィアットに在籍していた頃にはフィアット500を蘇らせたり、そのビジネス的手腕については間違いがないようですね。

なお、同氏はBMWとのコラボレーションにてアートカーを作成したり、パガーニに自身の専用スペックにてウアイラを作らせたりしたこともあり、とにかくこの業界では「知られた」人物でもあるもよう。※ドゥカティとのコラボによる限定モデルが発売されたこともある

今回はアルファロメオ・スパイダー・デュエットのレストモッドを披露

そして今回ガレージ・イタリア・カスタムズが公開したのはアルファロメオ・スパイダー・デュエットのレストモッド。

ただし外装をちょこっと現代風にした程度のものではなく、なんとパワートレインをハイブリッド化するという難問にチャレンジしています。

ベースとなるのは1992年製の「シリーズ4」、搭載されるのは2,000ccのエンジンですが、これにF1のKERS同様の運動エネルギー回生システムが搭載され、ブレーキング時にエネルギーを回収し、車体に内蔵したリチウム電池にチャージするのだそう。

つまりはプラグインハイブリッドではないということですが、蓄えた電力は加速時などに放出することができ、これによって力強い加速を実現するようですね。

なお、トランスミッションは5速マニュアル（ハイブリッド搭載でMTというのは珍しい）、駆動輪は後輪のみ、そしてこのシステムはニュートロ社によって提供される、とアナウンスされています。

ボディパネルは現代風にすっきりとリデザインされ、ボディカラーはリゾートにマッチしそうなエメラルドグリーンに彩られることとなっていますが、このあたりはなんともガレージ・イタリア・カスタムズらしい仕様だと思います・

アルファロメオ・スパイダー・デュエット”レストモッド”のインテリアもエレガントだった

そしてこのアルファロメオ・スパイダー・デュエットのインテリアもまたリゾートっぽく仕上げられ、シートはシボ感のあるレッドレザー（ポルトローナ・フラウ製）へと張り替えられ・・・。

トノカバーも明るい色調のウッドへ（ヨットをイメージしているとのこと）。

ラポ・エルカーンは生まれながらにして世界トップクラスの資産を持っている人間だと考えられますが、それだけに世界中のありとあらゆるラグジュアリーを体験してきたとも考えられ、そういった経験が現在のガレージ・イタリア・カスタムズの手掛けるコーチビルディングに反映されているのでしょうね。

なお、リアバルクヘッドにはスピーカーのようなものが見えますが、700W / 10チャンネルのカスタムオーディオシステムが積まれるといい、スピーカーのコーンにはシルク、セルロースパルプ、オーガニックファイバーなどの天然素材が採用され、鮮明で自然なサウンドを実現している、とのこと。

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