| 乗用玩具に見えるけどそうじゃない |
1958年に発売されたというフィアット500のスペシャルモデル、「Spiaggina」が復刻されることに。
復刻に際して作られたのが画像のワンオフモデル、その名も「Spiaggina」。
製作したのはフェラーリ副社長、ラポ・エルカーン氏が主宰するガレージ・イタリア・カスタムズとピニンファリーナ。
なおラポ・エルカーン氏はフィアット創業者一族出身であり、かつフィアット在籍時には現行フィアット500を復活させた張本人。
セレブなビーチ仕様を見てみよう
ボディカラーはスカイブルーとパールホワイトで、内装もやはりボディカラーとマッチしたカラーに。
フロントウインドウはほとんど「ない」というくらいにチョップされています。
なおインテリアは防水仕様。
フロアマット、リアデッキはウッド調となっています。
リアにはロールバーが装備。
ホイールはレトロ調ですね。
リアにはシャワー付き。
ビーチで遊んだあとに体を洗うという使い方なのかもしれません。
フロントシートは「ベンチシート」に改造済み。
リアハッチはこんな感じで開閉。
デザインや内装の仕上げはガレージ・イタリア・カスタムズ、そして車体の物理的な構造変更はピニンファリーナが担当した、とのこと。
なお、フィアット創業者ジョヴァンニ・アニェッリ氏の孫で、ラポ・エルカーン氏の祖父にあたるジャンニ・アニエッリ氏がカスタムして乗っていたのが「フィアット・ムルティプラ・スパイダー」。
用途としてはやはり「ビーチ」だと思われ、二世代を経ても「同じような」車をつくるあたり、「血は争えない」と言えそうですね(両者とも生粋のモテ男として知られる)。
こちらは市販モデルの「Spiaggina ’58」
フィアットは上述の「ワンオフモデル」のほか、1958限定となる「普通の」Spiaggina ’58も発表。
ボディカラーは「ボラーレ・ブルー」で、インテリア、ホイールはアイボリー。
グリル、ヘッドライト、フォグランプベゼル、ドアミラー、ドアハンドルやホイールにはクロームが使用され、ホイールの形状そのものも「レトロ」に。
インテリアはアイボリーとグレーのツートーンとなり、ダッシュボードはボラーレ・ブルー。
キャンバストップにもグレーが採用されているようで、なんともエレガントな限定モデルだと思います。