ランボルギーニ認定中古車には厳しいチェック項目が存在。項目数はポルシェよりも多い”150”
ランボルギーニが「認定中古車」制度をスタートさせる、と発表。
その名称は「Selezione Lamborghini Certified Pre-Owned（セレッツィオーネ・ランボルギーニ・サーティファイド・プレオウンド）」となり、ランボルギーニの設定した制限や技術的要件を満たしているクルマのみがこのプログラムを通じて販売されることに。※すでに日本のランボルギーニ公式サイトにもこの認定中古車制度のコンテンツが公開
なお実際の販売を行うのはランボルギーニの正規ディーラーそしてサービスネットワークのみとなり、これによってランボルギーニの中古相場の安定化や価値の向上を図れることになりそうですね。
ランボルギーニ認定中古車制度の「対象」はこうなっている
この「Selezione Lamborghini Certified Pre-Owned」にマッチするためには下記の条件が設定されていて、これらの基準を満たす車両はランボルギーニ認定中古車として扱われ、整備はもちろん、テスターによる点検やロードテストを経て販売される、とのこと。
なおランボルギーニ認定中古車には12ヶ月の保証が付与されることになり（24ヶ月に延長可能）、これは保証期間内であれば別のオーナーへと売却しても継承が可能。
| スポーツカー（ガヤルド、ウラカン、アヴェンタドール） ・走行距離7万キロ以内 ・登録84ヶ月を経過していないこと ・ランボルギーニの定めるメンテナンススケジュールに従い、指定の整備を受けていること ・インテリア、エクステリア、エレクトロニクス、メカニズム、ブレーキ、タイヤ、ホイール等150以上のチェックをパスしていること |
| ウルス ・走行10万キロ以内 ・登録120ヶ月を経過していないこと ・ランボルギーニの定めるメンテナンススケジュールに従い、指定の整備を受けていること ・インテリア、エクステリア、エレクトロニクス、メカニズム、ブレーキ、タイヤ、ホイール等150以上のチェックをパスしていること |
なお、今回ランボルギーニが認定中古車制度「Selezione Lamborghini Certified Pre-Owned」をスタートさせたのは世界的なランボルギーニの新車需要、中古車需要の高まりを受けてのことだそうですが、これによって安心して中古車を購入できる→中古車の価値が高まることになり、ランボルギーニが”フェラーリに対して劣る”とされてきたリセールを改善できる可能性があるのではないかと考えています。
これ（高いリセール）については今後ランボルギーニがブランド価値を高めるには「必須」で、むしろ今まで設定されていなかったのが不思議なくらいですね。
ほかメーカーの認定中古車はこんな感じ
なお、日本で「認定中古車」をはじめたのはBMWが最初で、それはじつに30年前。
もちろんBMW公式サイトから認定中古車を検索でき、その条件についても記載されています。
アウディにも認定中古車制度があり、おなじように公式サイトから飛ぶことが可能で、その条件は「Audi正規輸入車であること」「新車登録時からの正規メンテナンスノート（整備記録）があること」「初年度登録日から10年以内であること」「走行距離10万km以下であること」「修復歴車、改造車でないこと」。
そして点検項目は「100（ランボルギーニは150）」となり、その内容はこちらに掲載。
ポルシェの場合は「111項目」をチェックするとしており、やはり公式サイトにその詳細が記されています。
なおマクラーレンは日本導入からさほど時間が経過していないにもかかわらず認定中古車制度が設けられ、アストンマーティンにも同様に「Timeless」と銘打った認定中古車システムが存在。
もちろんフェラーリにも「Ferrari Approved」として認定中古車制度があり、こちらは公式サイトから「世界中の」フェラーリの在庫を探せるようになっていますね。
VIA:Lamborghini