| ディーラーのストックヤード内にはとんでもないクルマもあるようだ |
個人名義では世界で最も多くのミュシュランの星を獲得しているシェフ、ゴードン・ラムゼイ氏。
同氏はフェラーリのコレクターとしても知られ、これまでにもラ・フェラーリやラ・フェラーリ・アペルタ、F12tdfが納車されていることでも知られます。
自身のTV番組を持ち、ロンドンはじめニューヨーク、ドバイ、シンガポール、香港など世界中のリッチが集まる地域に限定してレストランを展開しているという商才豊かな人でもありますね。
そして今回、そのゴードン・ラムゼイ氏へと納車されるフェラーリ・モンツァSP2が登場し、その様子が動画にて公開されることに。
ゴードン・ラムゼイのフェラーリ・モンツァSP2はこんな仕様
今回納車されるフェラーリ・モンツァSP2はブラックとレッドでまとめられた仕様。
これはモンツァSP2発表時のイメージカラーに近い仕様となりますが(シート後方のフェアリングのひとつが赤いのが相違点)、ゴードン・ラムゼイ氏は自身の考えるカラーやカスタムを施すよりも、「フェラーリオススメの」フェラーリらしい仕様を好む傾向があるようです。
そういった嗜好もあり、また若くパワフルで、世界中にて大きな影響力を、とくにセレブに対して持っており、ネット上での価値も極めて高いということから「フェラーリが、自社のクルマを買って欲しい」と考える典型例のような人物なのでしょうね。
フェラーリ・モンツァは一人乗りのSP1、二人乗りのSP2があり、限定台数は499台。
限られた顧客のみしか購入できず、「一人で二台」の購入は不可。
購入者は「SP1か、SP2か」を選択することになります。
フェラーリ・モンツァは、過去のフェラーリへのオマージュとなるクラシカルなスタイリングを持ち、あわせて「今日実現できる、最先端のスポーツカー技術」をも持ち合わせていますが、生産台数を絞ることで、量産車では不可能なことが可能になったとも述べており、たしかに「フロントウインドウレス(一応、小さな風防がある・・・)など一般的なクルマとはかけはなれたデザインそして構造を持っています。
なお、フェラーリ・モンツァSP1/SP2のモチーフはフェラーリ750モンツァ(1954年)、フェラーリ860モンツァ(1956年)、フェラーリ166MM(1948年)。
V12エンジンをフロントに積む「ロングノーズ、ショートデッキ」な過去のレーシングカーのスタイルが再現されています。
モンツァSP1・SP2はフェラーリ812スーパーファストをベースとし、エンジンは6.5リッターV12。
出力は810馬力、0-100キロ加速は2.9秒、0-200キロ加速は3.7秒、最高速度は300km/h以上。
フェラーリ・モンツァSP2のインテリアはこうなっている
こちらはフェラーリ・モンツァSP2のインテリア。
発表時には装着されていなかったルームミラーがセンターブリッジに装着されるなど、一部市販化にあたっての変更が加えられているようです。
インテリアはひたすらカーボンですね。
H.R.オーウェンはこんなディーラー
そして今回、この動画が撮影されたのはロンドンのディーラー、H.R.オーウェンのイベント。
H.R.オーウェン(HR Owen)はフェラーリのほか、ベントレー、ブガッティ、ランボルギーニ、アストンマーティン、マセラティ、ロールスロイス等の正規ディーラーも務める老舗であり、これまでの数々の希少モデルを顧客へと納車しているようですね。
こちらはイベントにやってきた、カメレオンカラーのマクラーレンP1。
マクラーレン・セナ。
ゴードン・ラムゼイはこんなレストランを経営している
ゴードン・ラムゼイは「レストラン・ゴードン」「ラッキーキャット」「MAZEグリル」「ブレッドストリートキッチン」「ロンドンハウス」等の名義でレストランを多数展開していますが、日本には一度進出した後に徹底していて、残念ながら日本でゴードン・ラムゼイ氏のレストランへ行くのはかなわない状態です。
よって、ぼくは海外でゴードン・ラムゼイ氏経営のレストランを見かけたときは積極的に利用するようにしていますが、こちらは香港の「MAZEグリル」。
ステーキ三種盛り300グラム。
デザートはこんな感じ。
こちらはドバイの「ブレッドストリートキッチン&バー」。
サーモン、そしてソーセージ。
こちらはデザート。
VIA:TheTFJJ