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まさに奇跡!オランダにて潜水訓練中、「26年前に盗まれたフェラーリ」が偶然運河から発見される

| 見通しの悪い水中にて、「偶然」にクルマが発見されたのはまさに僥倖 |

オランダにて、1994年に盗まれた1987年製フェラーリ・モンディアルが、その26年後に市内の運河(水路)にて発見されるという珍事が発生。

これは現地消防署の潜水トレーニング中に偶然ダイバーが発見したもので、最初はフェラーリだと認識できず、発見後にはさらに複数ダイバーによるチームが組織され、(兵器か何かだと判断されたのか)オランダ防衛庁までをも動員して引き揚げてみたらフェラーリだった、とのこと(ある意味では兵器よりも驚くべき発見ではある)。

この車両の身元を突き止めるには相当な苦労があったようですが、現在では「1994年に盗まれた車両」であると特定できており、調査したところ(届出られた盗難以外の)犯罪の形跡もなく、保険会社と提携しているスクラップ業車へと引き渡されていると報じられています。

保険会社に所有権が移ったということは、すでに元オーナーに対しては保険金が支払われたということになりそうですが、オーナーとしては、どんな姿になっていようとも、かつての愛車に対面してみたいという思いがあるのかもしれませんね。

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画像を見る限りでは「全体的な形状を留めてはいるものの」各パーツはどれひとつとして使い物になるとは思えず、そもそもパーツ同士が固着している部分も多いのだと思われます。

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エンジンもご覧の通り堆積物が詰まった状態で、どうやっても復元は難しそう。

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ただ、スクラップ業車はこの車両を「多大な興味を集めているために展示する」と発表。

車体やパーツの買取オファーもあるものの、法的に販売ができないとのことで、「博物館への寄贈と展示なら」政府の認可が下りるようですね(保険金を支払ったのであれば、その後は自由に売却できそうなものですが)。

ただし現時点ではこれを展示したいという博物館はなく、当面は解体業者が独自に展示することになるだろう、とのこと。

ちなみに買取希望については「コレクションとして」「パーツを分解して家具にする」といった要望が多く、やはり「再び動かす」「リビルトパーツとしての活用」は考えられていないようですね。

こちらは解体業者に到着した時点での画像。

こちらはダイバー潜水の様子。

様々な理由でクルマが水中に没することがあるようだ

なお、こういった「深い水の底から」クルマが発見されるケースはいくつかあり、クルマを沈める理由の多くは「証拠隠滅」そして「事故」だと思われるものの、中には「戦火を逃れるため、またそれによる接収や没収(自国政府に持ってゆかれ溶かして兵器にされたり、敵国に没収される)を避けるために湖底に沈めるといった例もある模様。

水中に沈めるともう使い物にならなくなるとは思われますが、持ってゆかれると何も残らず、しかし水中に隠していれば、再び引き揚げてレストアすればなんとかなる、もしくは形だけは残せるという苦渋の判断だったのでしょうね。

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参照:The Drive, De Ooyevaar Autodemontage, Politie Amsterdam eo

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