| 一般に、リチウムイオンバッテリーは年間で3%くらい性能が劣化するといわれるが |
一方、フェラーリは次期ハイパーカーを開発中ともいわれるが
さて、おなじみのスパイビデオ系ユーチューバー、Varryx氏。
マラネロを中心に数々のスパイ動画を公開していますが、今回はフェラーリ本社から出てくる謎のラ・フェラーリを捉えています。
なお、撮影者によれば、このラ・フェラーリは何年か前によくフェラーリ本社付近で目撃されていたそうですが、その後パッタリ見られなくなり、しかし数年ぶりにまたその姿を現した、とのこと。
通常のラ・フェラーリと何が違うのか?
そこでこの「謎」ラ・フェラーリについて、まずは今回目撃されたプロトタイプ。
そしてこちらは市販モデルのラ・フェラーリ。
両車を比較すると、プロトタイプのフロントバンパーにあるスプリッターが「ボディカラー同色」。
一方で市販モデルであればこのスプリッターはクリア仕上げの「カーボンファイバー」ですね。
さらに、プロトタイプのドアミラーは「ブラック」。
そのほか、構造的な差異はないように思われます。
フェラーリは次期ハイパーカーを開発中だといわれるが
なお、フェラーリは現在、ラ・フェラーリの後継とされる次世代ハイパーカーを開発中とされますが、この謎のラ・フェラーリはそのプロトタイプである可能性も。
ただし画像を見る限りでは各パネルにギャップはなく、「新開発プラットフォームに、現行モデルのガワを被せた」クルマのように見えず、どう見てもラ・フェラーリ。
つまりはそのルックスだけではなく、その存在自体が「謎」なプロトタイプということになりそうです。
エレクトリックシステムの劣化を調査中?
なお、ラ・フェラーリは6.3リッターV12エンジンに2つのエレクトリックモーターを組み合わせるプラグインハイブリッド。
ひとつはトランスミッションに、もうひとつはエンジンに直結されており、これを駆動するのはサムスンとの共同開発によるバッテリー。
そして今回のプロトタイプについては、搭載されるバッテリーの劣化を探るためのテストではないかとも見られています。
一般にリチウムイオンバッテリーは年あたり3%ほど劣化すると言われ、2013年に発売されたラ・フェラーリは、納車が早ければ8年を経過するということになり(もうそんなに時が経つのか・・・)、フェラーリがそのバッテリーの劣化を調査し、本来の性能を発揮できるかどうかを調べているのでは、という推測もあるようです。
謎のラ・フェラーリが走行する動画はこちら
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参照:Varryx