
| なぜ放置されていたのかは全く不明、ただし目立つ破損はないようだ |
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この時代のフェラーリのレッドにはクリアコートが施されていない
さて、長期間放置された車両やクラシックカーのディティーリングが得意なAMMO NYC。
今回は「6年間洗っていない」という1986年式のフェラーリ328GTSのディティーリングを行う動画を公開しています。
なお、なぜフェラーリを6年間も放置していたのかは不明ですが、納屋にずっと眠ったままだったという328GTSを引き取るところから仕事がスタートすることに。

フェラーリ328GTBはこうやって洗う
なお、このフェラーリ328GTSの全体的なコンディションは悪くなく、見たところ破損や塗装のハゲなどは見当たらないようです。

そしてAMMO NYCではまず状態をチェック。
納屋の中にてずっとブルーシートをかけて放置されていたそうですが、湿度のためなのかシートの下はかなりの汚れが付着しています。

リアのエンジンフードだとこう。

サイドのインテークはこんな感じ。
磨けば輝きを取り戻せそうな雰囲気もでありますね。

インテアリアのレザーもけっこう傷んだ状態で、さらにはパネルの一部も外れたまま(けっこうカビがあるようだ)。
なお、レザーインテリアはネズミに食い荒らされることが多いようですが、このフェラーリ328GTSの場合はネズミ被害(糞も含めて)は幸いなことにほとんどなさそう。

そして高圧洗浄機にて汚れを飛ばしてゆきますが、ここでも塗装が剥げるようなことはなく、思ったよりも良い状態を保っているように思います。

そのあとはスノーフォームソープを吹き付けてさらに残った汚れを吸着して浮き上がらせることに。

そしてホイールも取り外して表裏ともども洗浄して鉄粉を除去。

けっこうきれいになる!

ホイールボルトもしっかり洗浄。

ボディパネルについても外せるところを外して洗浄。

フェラーリのエンブレム(プランシングホース)は刷毛を使用して隙間や段差の汚れをかき出します。

リフトアップしたのちは車体裏面までも洗うことに。

その後はフォームを洗い流して洗車が終了。

フェラーリ328GTSはこうやって磨く
そしてここからはフェラーリ328GTSのポリッシュ開始。
磨いてゆくとパッドが真っ赤になっていて、つまりはクリアコートが施されていない、ということになりそうです。

その後はしっかりと拭き上げ開始。

さらに拭き上げて・・・。

最後にはインテリアのクリーニング。

仕上げとして樹脂パーツやタイヤにケミカルを塗布して完成!

6年間放置されたフェラーリ328GTSのディティーリングを行う動画はこちら
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参照:AMMO NYC