| 日本からは少なくとも3台のモンツァオーナーが参加しているようだ |
それにしても世界中からこのイベントにためにこれだけのモンツァが集まるとは
さて、スーパーカー系スパイユーチューバー、Varryx氏がフェラーリの主催したカヴァルケードにて、80台ものモンツァSP1/SP2が一堂に会する様子を捉えた動画を公開。
「カヴァルケード」とはフェラーリの主催するイベント(ツアー)であり、本国イタリアそして他の国でも開催がなされていますが、このカヴァルケードに参加するにはフェラーリからの招待状が必要だといい、応募したとしても審査があってそこから「落とされる」可能性も少なからずあるのだそう。
そして今回はイタリアにて記念すべき第10回目が開催されていて、そこに集まったのがこれらモンツァSP1/SP2ということになります。
フェラーリ・モンツァSP1/SP2はこんなクルマ
そこでこのモンツァSP1/SP2ですが、フェラーリが新しく立ち上げた超限定スーパーカーシリーズ「ICONA(イコーナ)」の第一弾。
このイコーナとは、フェラーリの持つヘリテージへの敬意とともに最新の技術を盛り込んだ限定シリーズで、当初からコレクターズアイテムとして企画がなされ、当然ながら購入資格も厳しく制限されます。
このモンツァSP1/SP2はあわせて499台が生産され、購入者は一人乗り(SP1)もしくはSP2(2人乗り)を選択でき、しかし「両方の」購入はNGだとされています。
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このイコーナからはつい最近「デイトナSP3」が発表されたところですが、SP1/SP2/SP3ともに、特定のフェラーリ過去モデルへのオマージュではなく、いくつかのモデルから特徴的なディティールを取り入れており、モンツァSP1/SP2だと750モンツァ、250テスタロッサ、166MMといった複数の名車がモチーフとなっています。
そして見ての通り非常になめらかなボディラインを持つことがデザイン上の排他性でもありますね。
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さらにこのボディラインは「継ぎ目らしい継ぎ目」がなく、かつて名工が鉄板やアルミの板をハンマーで叩いて成形していたクルマのように、各パネルが「可能な限り大きな面積を持つ一体成型」となっていることも特筆すべき点(逆にドアは極小サイズ)。
搭載されるエンジンは6.5リッターV12(F140 GA型)で、812スーパーファストに積まれるものとは同形ではあるものも、出力が10馬力だけ高く設定されて810馬力/719Nmへ。
0-100km/h加速は2.9秒、0-200km/hだと7.9秒、最高速は300km/h以上というスペックを誇り、車体重量はモンツァSP1で1500kg、モンツァSP2で1520kgにとどまります(ベースとなる812スーパーファストは1525kg)。
フェラーリ・モンツァSP1/SP2には実に様々な仕様があった
なお、このモンツァSP1/SP2は「同じ仕様が他に存在しない」ようにスペックが調整されているといい、つまり499台のモンツァSP1/SP2すべてが異なるカラーリングを持つことに。
基本的にはストライプが入る事が多いようですが、グリルからセンターへと繋がるリバリーを持つもの、直線的なセンターストライプ、そしてちょっと片側にずらしたストライプ、はたまた横方向のストライプなど様々。
そしてストライプとひとくちにいっても、こういった「目立たない」そしてダブルストライプや・・・。
両側にフチがついたものも。
前後で塗り分けた個体も珍しくはなく・・・。
かなり奇抜な塗り分けも。
シート後方の「コブ」についても、車体同色、もしくは別カラーへの塗り分け、もしくは左右で異なるカラーなど色々な仕様が見られます。
こちらはグリルからボディセンター、さらにはサイドにまで塗り分けがなされた個体。
これはすごいカラーだ!
カヴァルケードにはこんな参加者も
そしてこのカヴァルケードには「世界中から」参加者が集まっており、フロントフェンダー上に貼られた国旗にてその出身地がわかります。
こちらはイタリアですね。
このモンツァSP1はなんと日本から!
ブラックのモンツァSP2では優雅な「傘差し運転(フランスから)」。
なお、参加者を見ていると「男性二人連れ」が多いようで、さすがに女性にとってモンツァSP1/SP2は(日差しや風をモロに受けるので)スパルタンすぎるのかも。
何故かカモフラージュ付きの296GTSも参加(エキゾーストパイプ付近にマイクを設置しており、排気音を録音しているようだ)。
こちらはアッズーロ・ディーノっぽい個体。
カヴァルケード10周年を走るフェラーリ・モンツァSP1/SP2を収めた動画はこちら
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参照:Varryx