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存在するのは世界に一台!希少カラー「ロッソ・ルビーノ」のエンツォフェラーリが目撃される【爆音つき動画】

存在するのは世界に一台!希少カラー「ロッソ・ルビーノ」のエンツォフェラーリが目撃される

| 当時、フェラーリと言えばロッソ・コルサ以外の選択肢はなかったが |

そのぶん、今になって希少カラーのフェラーリが高く評価されている

さて、ロンドン拠点にてスーパーカーに関する動画を届けてくれるユーチューバー、The TFJJ氏が「1台しか生産されなかった」というロッソ・ルビーノのボディカラーを持つエンツォフェラーリをYoutube上へと公開しています。

エンツォフェラーリはF40、F50に続く「フェラーリ創業55周年記念」の折に発売されたスーパーカーで、限定生産台数はわずか399台(ただし、のちに当時のローマ教皇、ヨハネ・パウロ2世がチャリティ目的でオーダーした個体が存在するため、正確には合計400台)。

そのデザインはピニンファリーナによって行われ、ピニンファリーナでこれを担当したのがケン・オクヤマ氏(奥山清行氏)だということもよく知られています(そして、そのデザインの際にはガンダムをイメージしたということも)。

当時、フェラーリは「ロッソ」全盛だった

なお、フェラーリ=レッド(ロッソ)というイメージはF1が世界中で放映されるようになった1980年代から世間に浸透しはじめ、1987年に発売されたF40では「ボディカラーがすべてロッソだったというのは有名な話。

さらにF50のデザイン草案が(ピニンファリーナから)上がってきたとき、そのカラーがロッソではなかったため、エンツォ・フェラーリの息子でありF50プロジェクトを率いていたピエロ・フェラーリがおおいに嘆き、涙ながらに「なぜフェラーリはロッソでなくてはならないのか」と訴えたという逸話もあるくらい。

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その後1996年にミハエル・シューマッハがスクーデリア・フェラーリに加入して勝利を大量に築くようになってからは「フェラーリ=レッド」のイメージが決定的になり、よって2002年に発表されたこのエンツォフェラーリにおいても、納車された殆どの個体がF1を連想させる「ロッソ・コルサ」だったといいます。

Enzo-Ferrari (6)

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そんな中でこの「ロッソ・ルビーノ」は上述の通りわずか1台のみが生産された個体であり、見た印象は非常に上品。

Enzo-Ferrari (7)

文字通りルビーのように、ややピンクががっていて、且つ透き通るようなボディカラーを持っています。

Enzo-Ferrari (8)

ちなみにこの個体にはTUBI(チュービ)マフラーが装着されており、動画ではそのコールドスタートの様子も見ることが可能です。

Enzo-Ferrari (2)

インテリアは比較的オーソドックスなブラックとレッド。

Enzo-Ferrari (5)

おおよそネット上で見かけるエンツォフェラーリのインテリアは(カスタムカーを除き)ブラック、もしくはブラックとレッドなので、これ以外の組み合わせは当時選択できなかったのかもしれませんね。

Enzo-Ferrari (4)

エンツォフェラーリはその価値を年々上げている

このエンツォ・フェラーリはF1マシンを強く連想させるハイノーズスタイルのフロントを持ち、開発時にはミハエル・シューマッハ(2006年までフェラーリに在籍)の意見を取り入れたとされており、かつ「極度に運転が難しい」F40、「まんまF1マシン」なF50とは異なって快適性や豪華さ、そして運転のしやすさにも注意が払われていて、スタビリティコントロール(ASR)やABSORBが装備されていることが大きな特徴。

つまりは「近代的」なクルマということになりますが、その扱いやすさが高く評価されているのか近年大きく価値を上げていることも度々報じられています。

Enzo-Ferrari (3)

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世界に一台、ロッソ・ルビーノのエンツォフェラーリを紹介する動画はこちら

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参照:TheTFJJ

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