![30年前のタミヤ製 1/24フェラーリ F40(プラモデル)を凄腕モデラーが組み立てる!そのワザを見てみよう【動画】](https://intensive911.com/wp-content/uploads/2023/02/Tamiya-Ferrari-F40-1.jpg)
| 実際のフェラーリF40に使用される素材の質感までをも見事に再現 |
モデラーによって作業や使用する工具、その手順が微妙に異なるのが面白い
さて、30年前に発売されたタミヤの1/24サイズ「フェラーリF40」を組み立ててみたという動画が登場。
タミヤの各プラモデルは非常に高い精度にて製造されていることが特徴で、かつてポルシェ930のスケールモデルを発売する際、タミヤでは実車の930ターボを購入して分解し、それぞれの形状を再現しつつ(プラモデルの)各パーツを設計したといいますが、そのために再現度が非常に高く、ポルシェでは「いったい誰が930ターボの図面をタミヤに渡したんだ・・・」と問題になったといいます(もちろんタミヤはポルシェの図面など入手していない)。
タミヤ製 1/24フェラーリ F40はこうやって組み立てる
そこで動画にて紹介されている組み立ての内容を見てみたいと思いますが、まずはボディを取り出してモールドのラインに沿ってブラックのペンでラインを入れることに。
![Tamiya-Ferrari-F40 (24)](https://live.staticflickr.com/65535/52676805383_21b058559b_c.jpg)
こうやってサンディングスポンジでモールド線を削り、このブラックのペン跡がなくなれば「平らになった」というわけですね。
![Tamiya-Ferrari-F40 (23)](https://live.staticflickr.com/65535/52675802277_b648bd8a3b_c.jpg)
こんな感じでフロントフードやルアフェンダー付近のモールド線を消してゆきます。
![Tamiya-Ferrari-F40 (22)](https://live.staticflickr.com/65535/52676595684_9c9b8ce319_c.jpg)
その後はリトラクタブルヘッドライトの「段差」ほか、パネルの継ぎ目を深く削ってゆきますが、今見るとさすが30年前の製品だけあって、最新のタミヤの製品と比較するとややモールドが甘いといった印象も。
![Tamiya-Ferrari-F40 (21)](https://live.staticflickr.com/65535/52675802297_71b47fe491_c.jpg)
スリットはこんな感じで「貫通」加工。
![Tamiya-Ferrari-F40 (20)](https://live.staticflickr.com/65535/52676805418_082f3e206c_c.jpg)
その後はサフェーサーを吹いて・・・。
![Tamiya-Ferrari-F40 (19)](https://live.staticflickr.com/65535/52676313576_b4ce661bae_c.jpg)
サンディングスポンジで表面を均し・・・。
![Tamiya-Ferrari-F40 (18)](https://live.staticflickr.com/65535/52676742895_d1f6bd9307_c.jpg)
プライマー(ホワイト)をペイント。
![Tamiya-Ferrari-F40 (17)](https://live.staticflickr.com/65535/52676742905_1745070056_c.jpg)
その後は特別に調合したロッソコルサを吹き付けます。
![Tamiya-Ferrari-F40 (16)](https://live.staticflickr.com/65535/52676805468_eb2ceea435_c.jpg)
塗装後はデカールを貼ってゆき・・・。
![Tamiya-Ferrari-F40 (15)](https://live.staticflickr.com/65535/52676595769_22950b5ab0_c.jpg)
段差には墨入れ。
![Tamiya-Ferrari-F40 (14)](https://live.staticflickr.com/65535/52676742925_57f1be187b_c.jpg)
はみ出したところはエナメルラッカーを使用して拭き取り。
![Tamiya-Ferrari-F40 (12)](https://live.staticflickr.com/65535/52676742945_f676e4dc56_c.jpg)
その後はクリアコートを吹き付けて仕上げを行います。
なお、クリアを吹いた後に墨入れを行う人も多いと思いますが(ぼくはそのパターン)、このモデラーは先にスミ入れを行うようですね。
![Tamiya-Ferrari-F40 (13)](https://live.staticflickr.com/65535/52675802442_1f43e0068c_c.jpg)
フェラーリF40のシャシー、インテリアはこうやって作る
そしてここからはこのフェラーリF40のシャシーとインテリア。
もちろんタミヤのことなので実車同様の完璧な造形を持っていて、もちろんこのモデラーは(ボディ同様)各部のディティールアップを行いつつペイントしています。
![Tamiya-Ferrari-F40 (11)](https://live.staticflickr.com/65535/52676313696_c691bde833_c.jpg)
こちらは各パーツのペイントを行ったところ。
![1](https://live.staticflickr.com/65535/52675804057_1a2da18b4e_c.jpg)
そして丁寧に組み立ててゆき・・・。
![Tamiya-Ferrari-F40 (10)](https://live.staticflickr.com/65535/52676313701_dece352943_c.jpg)
ドライブトレーンと車体とをマリアージュ。
![Tamiya-Ferrari-F40 (5)](https://live.staticflickr.com/65535/52675802232_8e6aaee73d_c.jpg)
そしてインテリアもしっかり作り込み・・・。
![2](https://live.staticflickr.com/65535/52676806858_01849ee45d_c.jpg)
質感までをもツヤの加減にてコントロール。
![Tamiya-Ferrari-F40 (9)](https://live.staticflickr.com/65535/52676595579_a1ddc4ec57_c.jpg)
ウインドウはマスキングのうえでモールをマットブラックに。
現在のモデルは専用のマスキングテープ(カット済み)が付属していますが、30年前のフェラーリF40には当然付属しているはずもなく、よって「自作」の必要がある部分ですね。
![Tamiya-Ferrari-F40 (8)](https://live.staticflickr.com/65535/52676313421_5134be776e_c.jpg)
そしてウインドウは接着剤(タミヤセメント)で貼り付けると滲んでしまうことがあるので、裏からクラフトボンドを盛って固定することに。
なお、このモデラーは使用する工具や接着剤、塗料などのほとんどすべてにタミヤ製を使用しており、強いタミヤ愛を感じます。
![Tamiya-Ferrari-F40 (6)](https://live.staticflickr.com/65535/52676313431_64a52bbc6e_c.jpg)
リアグリルはもともとのパーツではなく、自作したネットを使用。
![Tamiya-Ferrari-F40 (7)](https://live.staticflickr.com/65535/52676313426_900cfcb1fa_c.jpg)
そしてこちらが完成した状態。
![Tamiya-Ferrari-F40 (2)](https://live.staticflickr.com/65535/52676313481_7168b099d5_c.jpg)
ホイールのディスクはサンドブラスト風、そしてちょっとトーンを落しており、ピアスボルトやリムの段差にも軽くスミ入れを行って立体感を出しています。
![Tamiya-Ferrari-F40 (3)](https://live.staticflickr.com/65535/52676595634_7298e2d408_c.jpg)
各部のディティールアップのおかげにて、非常にリアルに仕上がっているようですね。
![Tamiya-Ferrari-F40 (4)](https://live.staticflickr.com/65535/52676805343_ff805dab4b_c.jpg)
タミヤ製フェラーリF40を組み立ててゆく動画はこちら
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