
| まさか現役のル・マン用ハイパーカーがドラッグレースに登場するとは |
一方で市販スーパーカーの高性能ぶりにも驚かされる
さて、ル・マン24時間レースがついにスタートし、現在では「フェラーリ、ポルシェ、トヨタ」の三つ巴となっているものの、昨年の決勝、そして今年のハイパーポールでもほかを圧倒する強さを見せたのがキャデラック。
そして今回、なんとキャデラックの(本物の)ル・マン・レーシングカー、Vシリーズ.R(しかも2024年型)をゲストに迎えたドラッグレース動画がYoutubeへと公開されることに。
しかもこのキャデラック Vシリーズ.R と戦うのはフェラーリ296GTB、マクラーレン750S、ポルシェ911 ターボSといった最速のスーパーカーたちという豪華な内容となっています。
フェラーリ296GTBがキャデラックVシリーズ.Rへの挑戦権を得る
フェラーリ296GTB、マクラーレン750S、ポルシェ911 ターボSはいずれも「ハイブリッドかそうでないか」「後輪駆動か全輪駆動か」といった相違があり、基本的にパッケージングが微妙に異なる3台です。
しかしいずれのクルマにも共通するのは「600馬力以上を発生すること」で、まず動画ではこれら3台がドラッグレースを競うこととなりますが、そこで勝利しキャデラックVシリーズ.Rへの挑戦権を得たのがフェラーリ296GTB。
なお、キャデラックVシリーズ.Rは5.5リッター自然吸気V8エンジンを搭載し670馬力(シリーズ指定出力)を発生させ、これにLMDhコモンハイブリッドシステムを組み合わせるハイブリッドレーシングカーで、トランスミッションは7速シーケンシャル、車体重量はシリーズ指定の1,080kgというスペックを持っています。
対するフェラーリ26GTBは3リッターV6ツインターボ+ハイブリッドにて830馬力を発生させ、トランスミッションは8速AT、車体重量は1,470kgというスペックです。
フェラーリ296GTBとキャデラックVシリーズ.Rがドラッグレースを走ったらこうなった
そして実際に両者がドラッグレースを走ってみた結果ですが、意外なことに296GTBが最初からリードしてそのままゴール。
もちろんキャデラックVシリーズ.Rは「停止状態からの加速」を視野に入れたクルマではないので「ある意味納得」ではありますが、近年の市販スーパーカーの実力たるや恐るべしといったところですね。
なお、ハガティがこれまでに計測した車両でのランキングは以下のとおりで、見ての通りフェラーリ296GTB、マクラーレン750S、ポルシェ911ターボSはかなりいい位置につけていることがわかります(上位5位のうち3台がEVである)。
参考までに、「ピットレーンからコースに出る」設定速度である60km/hからのローリングスタートだと当然のごとくキャデラックVシリーズ.Rの圧勝に終わっており、レーシングカーとしての面目躍如といった結果となっています。
キャデラックVシリーズ.R、フェラーリ296GTB、マクラーレン750S、ポルシェ911 ターボSがドラッグレースを走る動画はこちら
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参照:Hagerty