フェラーリが早くも「2025年を戦うF1マシン」を2月19日に発表するとアナウンス。ルイス・ハミルトン加入によってどう変わる？

Image：Ferrari

｜　F1マシンそのものは大きく変わることはないであろうが、チーム体制とそれを取り巻く環境は大きく変わることになるだろう　｜

ルイス・ハミルトンの影響力がどの程度発揮されるのかには要注目である

さて、2024年のF1シーズンは先日終了したところではありますが、間を置かずにフェラーリが「2025年2月19日に2025年のチャレンジャーを発表する」として公式SNSへとティーザー画像を投下。

現時点ではそのネーミングやカラー、デザインについては（当然ながら）まったくわからないものの、F1のレギュレーションは2026年から大きく変更される予定であり、それを前にして（2025年のレギュレーションでは）いくつかの開発が「凍結」されているため、大きな変化はないのかもしれません。

ルイス・ハミルトンの加入で何かが変わる？

ただしマシンが大きく変わらずとも、スクーデリア・フェラーリにおける非常に大きな変化が「ルイス・ハミルトンの加入」。

ルイス・ハミルトンのフェラーリ入りにつき、フェラーリ側としては「ハミルトンの持つノウハウを吸収できる」「それによるチーム全体の強化」、そしてもちろんハミルトンのドライビングスキルによる「チャンピオンシップへの挑戦」といった思惑があるものと思われますが、ルイス・ハミルトンとしても「フェラーリのF1ドライバー」という称号（あわよくばチャンピオンシップを獲得したドライバー）を手にして次の（ファッション業界や映画業界など）ステップへと進みたいのだと考えられます。

つまり今回の遺跡は両者の思惑がマッチしたものだとも捉えていて、さらにはそのキャリアを考えると、当然ながらスクーデリア・フェラーリでは「No.1ドライバー」としての待遇が与えられるはずで、となるとメルセデスF1チームがそうであったように、ハミルトンの意思がF1マシンやレーシングスーツに反映される可能性があるのかもしれません。

ただ、フェラーリはこれまでにも「フェラーリ以外の意思にカラーを左右されることなく」そのマシンのカラーリングを決定しており（スポット的な例外はある）、そしてルイス・ハミルトンの加入をフェラーリファンのすべてが歓迎しているわけでもないため、そしてシャルル・ルクレールのモチベーションを考えた場合、いきなり「ルイス・ハミルトン色に」染まることはないだろうとも考えています。

ただ、ルイス・ハミルトンは急速にファッション業界との距離を縮めていて、それを考慮するならば、フェラーリから「ルイス・ハミルトンの意思を反映したコレクション」が（2025年を戦うF1マシン発表時に）発売されてもおかしくはないのかもしれません。

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