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フェラーリが「ブルーを復活させた」1戦限りのF1マシン「SF-24」を公開。新スポンサーであるHPのロゴも大きく表示される

フェラーリが「ブルーを復活させた」1戦限りのF1マシン「SF-24」を公開。新スポンサーであるHPのロゴも大きく表示される

| マイアミ仕様SF-24のリアウイングにはなぜか「Ferrari」のロゴが非掲示となっている |

さらに「イエロー」が使用されるのはサインツ号のみ

さて、フェラーリが今週末のF1マイアミグランプリを走る「特別カラー」をまとうF1マシン、SF-24のカラーリングを公開。

予告通りアッズーロ・ラ・プラタ(薄いほう)、アッズーロ・ディーノ(濃いほう)という2色のブルーをあしらったカラーリングを持ちますが、昨年のラスベガスGPにて取り入れた「ホワイト」が使用されることで「レッドとブルー」という馴染みにくいカラーを中和させているように思います。

なお、この「ホワイト」はアメリカにおけるフォーミュラ1の黄金期とされる70年代にフェラーリが車体に用いていたカラーでもあり、同じアメリカということでマイアミGPにあわせ用いてきた可能性もありそうですね。

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「ブルー」はフェラーリにとって特別なカラーである

そしてフェラーリが今回ブルーを採用したのは「フェラーリにとってブルーは特別なカラーだから」。

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というのも過去のレーシングドライバーのヘルメットやレーシングスーツ、クルーのユニフォーム、はたまた工場でのユニフォームにもこのブルーが用いられていた時期があり、さらにはアメリカ市場へと進出した1964年のF1グランプリにおいて、フェラーリはN.A.R.T.(ノース・アメリカン・レーシング・チーム。ルイジ・生ネッティが設立)が使用していたブルーのマシンを走らせたという過去もあり、よってこのマイアミGPでブルーを復活させたというのは「過去へのオマージュ」でもあるわけですね。

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参考までに、かのニキ・ラウダもフェラーリ加入初年度は「ブルーのレーシングスーツで」F1マシンを走らせています(ブルーのスーツを着てフェラーリを走らせたのは1974年のクレイ・レガツォーニが最後)。

Ferrari-2

そしてこのブルーは「提携を発表したばかりのヒューレット・パッカード(HP)のコーポレートカラー」でもあり、フェラーリのレッドにHPのブルーは似合わないという批判をかわすための緩衝材なのかもしれません。

フェラーリがHP(ヒューレット・パッカード)と大型契約を締結。これによりチーム名が「スクーデリア・フェラーリHP」へと変更されマシンに「ブルー」が登場
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画像を見る限りではHPのロゴはフロントウイング、フロントホイール内側のカーボン製プレート、ハロー、エンジンカバー、そしてリアウイングに掲出されており、シェル以上に露出が高いという印象です(それだけ巨額が動いているのだと思われる)。

一方で「通常版」SF-90で用いられているイエローは影を潜めているもよう。

参考までにこちらが「通常仕様」のSF-24。

Ferrari-SF24 (2)

なお、フェラーリは今回の「ブルー(一時)復活」にあわせ、ブルーをテーマにしたアパレルコレクションを発表するとアナウンスしていますが、こちらについてはプーマそしてフェラーリストアともにまだリリースがなされておらず、しかし数日内には購入が可能な状態になるものと思われます。

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