
| まさか自分がフェラーリの限定モデルを注文する日が来ようとは |
いかに高価であってもそのチャンスが有れば「掴まねばならない」
さて、フェラーリは先月296スペチアーレ / 296スペチアーレAを発表していますが、幸いなことにぼくにもその「枠」が提示され、「ここで断る理由はないだろう」と考え注文を入れることに。
この「296スペチアーレ / 296スペチアーレA」は期間生産限定モデルであり、明確に生産台数は明言されていないものの、2025年第1四半期より生産が行われるとアナウンスがなされています。
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まさか自分にフェラーリの「スペチアーレ」を購入する機会が訪れようとは
参考までに、フェラーリはその顧客を「いくつかのレベル」に分けて管理していて、そのレベルはフェラーリに対する貢献度(様々な指標があるようだ)により厳密に管理されており、そしてもちろんスペチアーレを購入できるのは「一定レベル以上」。※このあたりは自主規制によって曖昧にしたいと思う
ぼくがフェラーリの世界に入ったのはわずか3年前で、しかも購入したのは3台のみであり、そのため80年に近いフェラーリの歴史の中だと、ぼくは分厚い顧客層の中で「最下層」であることは間違いなく、そしてそこから上のカーストへ登ることは不可能だと考えていたため、ぼくにとってスペチアーレの購入は頭になく、よって今回の話は「鳩に豆鉄砲」でもあったわけですね。※フェラーリは顧客の「フェラーリ歴」もカウントしていて、しかしこれは注文ベースではなく納車ベースなので、ぼくのフェラーリスタ歴は”2年”である
ちなみに購入を打診された際には「正式名称がわからない」「スペックもわからない」「価格もわからない」「デザインもわからない」という「何もわからない」状態であったのですが、それでも購入意思を示さないとはじまらないために「購入の意思を示した」わけですが、しかし内心は「”億”を超えたらさすがにキャンセルしようかな・・・」と思ったり。
常識的に考えると、296GTBのハードコアバージョンに「億」というプライシングは考えにくいものの、以下のような状況を考慮するとあながち「ない」ともいえず、よってぼくとしては正式な価格が発表されるまでは戦々恐々とした日々が続いていたわけですね。
- 現在フェラーリの中古車市場がちょっと在庫過多、そして価格が下がり気味である
- そういった事情を考慮してか、フェラーリは新車の供給を絞る傾向にある(実際、2024年のデリバリーはほとんど増えてない)
- しかしフェラーリは営利企業なので利益を増やす必要があり、新車販売台数を「増やさない」となると「1台あたり」の利益を増やすしかない
- そうなると車両単価が大きく跳ね上がることになる
- 実際のところ、SF90 XXストラダーレ、SF90 XX スパイダー、F80の価格設定はこれまでのフェラーリの常識を大きく超えるものである
- そうなれば、296GTB、296GTSのハードコアバージョンも今までの認識を遥かに凌駕する値付が行われても不思議ではない
そしてついに本日、正式にフェラーリが296スペチアーレ / 296スペチアーレの価格を発表したために注文書にサインを行ったというのが現在の状況です。
フェラーリはこういったモデル構成を持っている
参考までに、フェラーリによるモデル分類は以下の通りで、ぼくのレベルだと購入権があるのは「V6かV8のクローズドモデルのみで、オープンモデル、そしてV12モデルは注文できない」という認識だったので、やはり今回の「296スペチアーレの枠」が回ってきたことについては単純に驚くより他はありません。
もう一つ参考までに、今後フェラーリがスペチアーレを発売するとなると、それはもう確実に「億」を超えると推測していて、となると仮にオファーがあったとしても手が出る金額ではなく、よってこの296スペチアーレが「ぼくが購入できる最後のスペチアーレ」なんじゃないかと考えています。
- モデルラインアップ・・・いわゆる定番あるいはカタログモデルで、一見さんでも購入できる可能性があるモデル(生産台数が少ないオープンモデル、V12モデルは購入を断られることもあるかもしれない)。SF90ストラダーレ、SF90スパイダー、296GTB、296GTS、12チリンドリ、12チリンドリ・スパイダー、プロサングエ、ローマ、ローマ・スパイダーがこれに該当
- スペシャルシリーズ・・・いわゆる「限定モデル」で、購入条件が厳しく制限されるが、モデルによって条件は異なる。296スペチアーレ、296スペチアーレA、SF90 XXストラダーレ、SF90XXスパイダー、812コンペティツォーネ、812コンペティツォーネAがこれに該当。オープンモデルのほうが購入条件が(一般に)厳格
- ICONA・・・フェラーリのVIP顧客のためのコレクターズエディションで、購入条件が”極めて厳しい”。モンツァSP1、モンツアSP2、デイトナSP3がこれまでに発売
- スーパーカー・・・フェラーリがスーパーカーと呼ぶのは実はごく一部のモデルだけで、現在だとF80のみ、過去だと(288)GTO、F40、F50、エンツォフェラーリ、ラ・フェラーリ、ラ・フェラーリ・アペルタだけ。当然ながら購入のハードルは「尋常ならざる高さ」である
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