
| フェラーリ12チリンドリの「ハードコア版」は想像よりも”過激に”進化することとなりそうだ |
その発表はおそらく今年の秋〜冬ではないかと見られるが
フェラーリのフラッグシップV12グランツーリスモ「12チリンドリ(12Cilindri)」。
すでに自然吸気V12エンジンから819馬力(830PS)という圧倒的なパフォーマンスを発揮するこのモデルではありますが、さらなる過激な「ハードコアバージョン」が加わることが「既定路線」として捉えられているのが現在の状況です。
そしてここへきて目撃例が頻発し、さらなるウワサも登場することとなっていますが、いま一度、マラネロ近郊で目撃されたプロトタイプの空力デバイスやパワーユニットの進化予測に加え、ウワサされる「3ペダル式疑似マニュアル」の採用可能性についても考えてみたいと思います。
【この記事の要約】
- ハードコア仕様のプロトタイプをスクープ:マラネロ近郊でフロントカナードや大型ダックテールスポイラーを装着した「12チリンドリ」のテスト車両が複数回目撃される
- 最高出力850馬力(862PS)オーバーの予感:標準モデルの819馬力(830PS)からさらなるチューニングが施され、最高回転数は10,000rpm近くまで引き上げられる可能性が示唆
- 「3ペダル&疑似マニュアル」の移植に大きな期待:限定モデル「12チリンドリ・マヌアーレ(12Cilindri Manuale)」で導入された先進の「マニュアル・バイ・ワイヤ」システムが採用されるかも
マラネロで捉えられた謎の「12チリンドリ」テスト車両
フェラーリの本拠地マラネロ周辺で目撃されたテスト車両は標準の12チリンドリとは性質を異にするもので、しかし(やはり最近目撃される296チャレンジストラダーレのように)GT3スタイルの巨大な固定式リアウィングや無骨なエアアウトレットが装着されていないことがわかります。
さらに細部を観察すると標準モデルとは明確な違いが浮き彫りになり、フロントバンパーの両サイドにはフロント軸のダウンフォースを制御するための「カナード」が追加され、さらにリアには「大型のダックテールスポイラー」。
優美なグランツーリスモから一転して戦闘機のようなアグレッシブなスタイリングへと変化するようにも思えますが、SF90 XXストラダーレほども「レーシー」ではなく、つまりSF90 XXストラダーレの持つ「XXモデルの公道版」というものとはまた異なる性格が与えられることとなりそうです。
12チリンドリ・ハードコア仕様の全貌
1. 自然吸気V12の限界に挑むパワーユニット
標準型12チリンドリに搭載される6.5リッターV12自然吸気エンジンは、9,250rpmで819馬力(830PS)、7,250rpmで678Nmというトルクを発生しますが、これはターボやハイブリッドシステムに頼らない純粋な「内燃機関の金字塔」。
過去のサーキット志向モデル(599 GTO、F12 tdf、812 コンペティツィオーネ)の例を踏まえると、今回のハードコア仕様では少なくとも30馬力以上の向上が見込まれ、最高出力850馬力(862PS)以上、許容最高回転数は10,000rpm近くに到達すると予想されます。

2. 熱狂的なファンを魅了する「3ペダル&疑似マニュアル」の可能性
出力向上以上にドライバーを昂らせるのがトランスミッションの進化であり、フェラーリは限定車「12チリンドリ・マヌアーレ(12Cilindri Manuale)」のためにデュアルクラッチトランスミッション(DCT)をベースにしながらもクラッチペダルとHパターンシフターを備えた「マニュアル・バイ・ワイヤ(Manuale By-Wire)」を開発済み。
この画期的なシステムが今回のハードコアモデルにもオプション設定、あるいは標準採用されるというウワサが囁かれており、これが実現すればワインディングロードでは3ペダルと6速Hパターンシフトを駆使したマニュアル操作によってクルマとの生々しい対話を楽しむことができ、一方で混雑した市街地ではボタン一つで快適な8速オートマチックに切り替えられるという”現代スーパーカーの理想形”を実現することが可能となるわけですね。
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スペック・特徴の比較一覧
| 項目 | 12チリンドリ(標準仕様) | ハードコア仕様(予想) |
| エンジン | 6.5L V12 自然吸気 | 6.5L V12 自然吸気(改良型) |
| 最高出力 | 819 hp / 830 PS | 850 hp / 862 PS 以上 |
| 最高回転数 | 9,250 rpm | 10,000 rpm に迫る高回転化 |
| 空力装備 | アクティブ・エアロダイナミクス | フロントカナード、大型ダックテール |
| トランスミッション | 8速デュアルクラッチ(DCT) | 8速DCT / 3ペダル疑似MT選択可? |
結論
今回マラネロで姿を現した12チリンドリのハードコアモデル(の試作車)は、フェラーリが誇る伝統の自然吸気V12エンジンの魅力を「空力・パワー・操作性」のすべてにおいて極限まで高めたという存在です。
自然吸気V12エンジンによる”850馬力オーバー”という異次元の加速性能、そして10,000rpmに迫る官能的なエキゾーストノート。さらに現代のテクノロジーで蘇る「3ペダル」のドライビングエンゲージメントという要素を併せ持つことが推測されますが、フェラーリだけあってこれらの他にも「なんらかの、あっと驚く」要素が仕込まれているのかもしれません。
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