
| これまでのフェラーリとはデザインが完全に異なるだけに、ボディカラーも異なるものを選んだほうがいいのかも |
「ナチュラル」で低刺激なカラーがルーチェにはよく似合う
元Appleの最高デザイン責任者ジョニー・アイブ氏がデザインを手掛けたことで大きな話題を呼んだフェラーリ初のピュアEV「ルーチェ(Luce)」。
伝統的なフェラーリ像とは一線を画す”ミニマルでインダストリアルなスタイリング”が発表直後から世界中で大きな賛否両論を巻き起こしており、しかし現在ではそのスタイリングにも多くの人が「慣れてきた」ようにも思います。
その批判とは裏腹にルーチェの受注状況は「好調」だといい、納車後の需要を予想してのことなのか、納車開始を前に早くもアフターマーケット業界が動き出しているというのが現在地。
今回公開された、カスタムホイールブランドのVossen Wheels(ヴォッセン)が公開した「ルーチェ」のカスタムイメージは標準仕様とは全く異なる刺激的なルックスを提示しており、ここでその内容を見てみましょう。
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この記事の要約
- 納車がまだまだ先になるフェラーリ初のEV「ルーチェ(Luce)」向けとしてカスタムレンダリングが早くも発表
- Vossen Wheelsの「G2-13T」デュオブロックホイールや大型固定式リアウィングでより刺激的なフォルムへ進化
- 賛否両論のデザインながら初年度目標を早々に達成しており、納車開始後のアフターマーケット市場に注目が集まる

フェラーリ「ルーチェ(Luce)」の概要
フェラーリ「ルーチェ」は、ブランド初となる5人乗り・4ドアの完全電動グランツーリスモ。
4基のエレクトリックモーターにより1,000馬力オーバーのパフォーマンスを発揮し、日本での車体価格は7623万円という超ハイエンドな設定となっています。
従来のファンからの戸惑いの声もあったものの、フェラーリ側は初年度の販売目標(約500台)を早々に達成したと発表しており、シリコンバレーのテック層や新しい富裕層を中心に確固たる支持を獲得していて、これまでのフェラーリファンとは異なるところにおいて「人気化」の兆しが見えています(もちろん、これはフェラーリの目論見通りである)。

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特徴・スペック・デザイン
今回Vossenが発表したレンダリングでは、同社が8月末にリリースしたばかりの新作ホイール「G2-13T」を装着。
18インチから22インチまで展開されるこのデュオブロックホイールはラリーカーを思わせるエアロディスクデザインを採用し、iPhoneのカメラレンズを彷彿とさせる洗練された造形がルーチェのインダストリアルなデザインに見事に調和しています(そう考えるならば、ルーチェはこれまでのチューニング業界の常識ではなく、アップル製品を模したカスタムを行うべきなのかもしれない)。
さらには極限までローダウンされた車高に加え、フロントスプリッター、大型サイドスカート、リアディフューザー、そして存在感抜群の大型固定式リアウィングが追加され、しかしあくまでも「低刺激」に抑えられているようですね。
Vossen カスタム案 & ベース車両スペック比較
| 項目 | 詳細・スペック |
| ベース車両 | フェラーリ ルーチェ(Ferrari Luce) |
| 車両価格 | 7623万円 |
| パワートレイン | 4モーター(AWD) / 1,035馬力(1035 hp) |
| バッテリー容量 | 122 kWh(航続距離 WLTP:約530 km) |
| Vossen装着ホイール | G2-13T(デュオブロック構造 / ブラッシュドシルバー) |
| 追加エアロパーツ | フロントスプリッター、サイドスカート、リアディフューザー、固定式リアウィング |

競合比較・市場での位置付け
「伝統的なフェラーリらしさ(というか自動車らしさ)」から大きく離れたルーチェのデザインに対し、純正のミニマリズムを補完するようなカスタムパーツの提案は既存のスーパーカーアフターマーケットにおいて非常に新鮮なアプローチともいえるもの(既存のチューニング業界では常に足し算である)。
今後はEVを中心に「ミニマル」なデザインが増えてゆくことは間違いなく、そしてそういったクルマたちを対象とした「新しいカスタム」へと世界が向かう可能性も考えられ、そしてヴォッセンの提案は「新時代の」手法であるとも考えられます。
ただ、そういったミニマルなデザインを好む層、EVを購入する(クルマに興奮を求めるわけではない)層が「アフターマーケット製品でカスタムするか」どうかはわかりませんが、没個性でどこか似たデザインのEVが増えてくるならば、「人とは異なる仕様にしたい」というユーザーも少なからずは登場するはずで、今後のカスタム市場においては、その「ターゲット」をも再設定する必要があるのかもしれません。
補足情報
欧州でのルーチェの顧客納車は2026年末までに順次スタートし、その後2027年にかけて世界各国へと展開される予定だとされていて、納車が本格化すれば、(モナコなどでは)納車後すぐにカスタムショップへ車両を持ち込み、隣のルーチェと差別化を図ろうとするオーナーが登場することになるのかも。
かつてアイコニックなiPhoneがケースやアクセサリーで個性を表現されたように、ジョニー・アイブ氏がデザインしたフェラーリもまたアフターマーケットの手によって独自のカルチャーを築き上げていくのかもしれません。
結論
フェラーリ初のEV「ルーチェ」は、デザイン面で物議を醸しながらも順調なスタートを切り、早くもカスタム業界の注目の的となっています。
Vossen Wheelsが示したアグレッシブなカスタム案は、電動化時代におけるフェラーリの新しい楽しみ方を提示しているかのようであり、今後、実際に納車が始まった街中でどのようなカスタム仕様のルーチェが走り出すのか、そして各チューナーがどういった提案を行うのか(これまでのフェラーリのようなカスタムを行うのか、それとも全く新しいアプローチを行うのか)を楽しみに待ちたいと思います。
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参照:Vossen











