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56年ぶりに新車を発表した伊タラスキー!BMW i8をベースにレトロな内外装、しかし最大150馬力もパワーアップ

2020/10/11

| 意外とこういったクルマを好きな人も多いかもしれない |

さて、先日「56年ぶりのニューモデル」発表をアナウンスしたイタリアのタラスキー(Taraschi)。

タラスキーは1947年から1964までレーシングカーを作っていたイタリアの自動車メーカーで、タルガフローリオ(スポーツ750クラス)、フォーミュラジュニアシリーズにて成果を収めたとされています(当時はフェラーリやアルファロメオと同列に語られたという)。

その後ずっと音沙汰はなく、しかしタラスキー創業者であるベラルド・タラスキーの息子、タッツィオ・タラスキーによってつい先日「新型車」発表がアナウンスされ、そして今回ついにその姿が公開されたわけですね。

この姿を見ると全体的に曲面が多用されていることもわかりますが、かつて製造していたクルマもこういったデザインを持っており、まさに「タラスキーらしさ」全開のニューモデルということになりそう。

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その中身はBMW i8

なお、今回の新型車は創業者の名をとって「ベラルド」と命名されていますが、その中身はBMW i8とのこと。

ただしタラスキーは過去にもBMWのエンジンを搭載したレーシングカーを製作しており、こういった歴史も同時に「引き継がれている」と考えられます。

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BMW i8をベースとするといえどボディパネルはハンドメイドによるアルミニウム製となり、フロントとリアの「丸く盛り上がった」フェンダーはかつてのタラスキー製レーシングカーを彷彿とさせますね。

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ドアの開閉方法はBMW i8を踏襲したディヘドラルドア。

よく見るとドアミラーはi8のものを流用しているようです。

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リアは「尻下がり」なデザインを持ち、ヘッドライト同様にテールランプもボディとツライチにセットされています。

パワートレーンはBMW i8と変わらず1.5リッター3気筒ターボエンジンを核にしたハイブリッドシステムとなりますが、出力はi8の374馬力から420馬力にまでパワーアップ。

さらには470馬力バージョンと520馬力バージョンも用意されており、よくBMWがこれを許可したな、という気もします(BMWはi8のハイパワーバージョンを頑なに作らなかった。理由としては、i8は環境に配慮したクルマでありハイパフォーマンスカーではないため)。

タラスキー・ベラルドのインテリアはこうなっている

そしてこちらはタラスキー・ベラルドのインテリア。

エアコン吹き出し口やメーター、スイッチ類はそのまま使用され、ステアリングホイールやシフトレバー等の形状はi8と同じながらもそのほかの部分同様にヴィンテージ調レザーへと張り替えられることに。

そして面白いのはセンターコンソールで、まるでウッド製の高級テーブルのような作りを持っているように見えますね。

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