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ランボルギーニ・アヴェンタドールS”ロードスター”初公開。国内価格4626万円、中国だと1億2500万円

2017/09/07

ランボルギーニがフランクフルト・モーターショーにてワールドプレミアを行う「アヴェンタドールS ロードスター」をオンラインにて先行公開(ランボルギーニのオフィシャルサイトでもすでに情報公開済み)。

「アヴェンタドールS ロードスター」は、もちろん先に発表されている「アヴェンタドールS(クーペ)」のオープンモデルとなっており、先代の「アヴェンタドール」同様に”デタッチャブル”ルーフ構造を採用しています。

オープン化によって補強がなされ、その分重量が50キロ増してはいるものの、取り外し式のルーフ重量はわずか「6キロ」となっており、重心が低く抑えられていることも特徴。
これは取り外した後にフロントトランクに収納できる構造となっています。

なお、同じランボルギーニでもウラカンのオープンモデルは「スパイダー」という名称が与えられて電動開閉式のソフトトップを持ちますが、アヴェンタドールSにおいては手動、加えて「取り外し式」ルーフが与えられているのは両者の性格における差異を考慮したもの、と言えそうです(”ロードスター”はオープンが基本形態、だと一般に定義づけられている)。

↓こちらはクローズ状態

このルーフはコストアップなしでマット仕上げのカーボンファイバー、ハイグロスブラック、シャイニー・ヴィジブル・カーボンファイバーが選択可能(もちろんアド・ペルソナムを選択すれば他のカラー仕上げも可能。アルカンタラでカバーされたソフトトップ風さえも実現できる)。

こちらがオープン状態。
やはり画像を並べてみると、「基本はオープン」ということがよくわかるように思います。

なお、座席後方にあるリアウインドウはボタン一つで上下に開閉。
ウラカン・スパイダーでもこれは同様で、ミドシップマウントされたエンジンの咆哮を直接聞けるように、という配慮ですね(ホンダS660も同様。この”サウンドを直接聞ける”のはミドシップオープンモデルの醍醐味とも言える)。

重量増加によって車体重量そのものは1625kgへと増加(クーペ比+50キロ)し、0-100キロ加速は3.0、最高速度は時速350キロ。
重量増加によって0-100キロ加速が0.1秒のビハインドとなるものの、もちろんエンジンはクーペ版「アヴェンタドールS」と同じ6.5リッターV12自然吸気(740馬力)となります。※最高速度はクーペと同じ

そしてクーペ同様にリアアクスルステアリング(4輪操舵)、新しいサスペンション、新設定「EGO」を持つドライビングモードも標準装備。

↓上から見るとやっぱり「トンデモナイ」デザインを持つことがわかる

今回公開されたアヴェンタドールS ロードスターのボディカラーは「アド・ペルソナム」によってペイントされた「Blue Aegir」で、これは「その下に不屈のパワーを秘めた、しかし表面上は穏やかな海」をイメージしたもの。

↓自発光式キックプレート、カーボン製サイドウイングはオプション

ホイールはフロント20/リア21、TFT液晶メーターやアップル・CarPlay対応のインフォテイメント・システムを持つのもクーペ同様。
価格についてはは欧州では313,666ユーロ、イギリスでは251,462ポンド、日本では46,267,692円、中国では7,478,513元(1億2500万円!)。
デリバリーは2018年2月から、とのこと。

なお、ランボルギーニ・アヴェンタドールはその累計生産台数が7,000台に達するランボルギーニの大ヒットモデル。
ウラカンが3年で8,000台、ムルシエラゴが10年で4,000台の販売であったことを考えると、6年程度、かつこの価格帯で7,000台も販売したというのはまさに驚異(しかも販売ペースは加速している)。

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