| なお価格は7500万円以上の予定 |
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1971年に発表された伝説のスーパーカー、デ・トマソ・パンテーラ。
そのパンテーラを現代に蘇らせようと数年前からそのプロジェクトを推進しているのがイタリアはモデナにある「アレス・デザイン」。
そして今回アレス・デザインが現代版パンテーラ「プロジェクト・パンサー」をコンコルソ・デレガンツァへと持ち込んでいます。
アレス・デザインはこんな会社
アレス・デザインを率いるのは、フェラーリの副社長、ロータスCEOも歴任したダニ・バハー氏。
あまりにその展開が急ぎ過ぎだとしてロータスを解雇された後、自ら立ち上げたのがアレス・デザインということになります。
創業の地として「モデナ」を選んだのは、近くにフェラーリ、ランボルギーニ、マセラティ、パガーニなど錚々たるスーパーカー/スポーツカーメーカーがあり、それらへと納入するサプライヤーが多いこと、そしてスーパーカー/スポーツカーに親しんだ人材の獲得が容易なことが理由であるようですね。
そして創業後はフェラーリやランボルギーニ、メルセデス・ベンツ等のカスタムを行う傍ら、フェラーリGTC4ルッソをかつての4座フェラーリ「365」風にカスタムしたり、というプロジェクトを展開。
そしてその技術力には定評があり、今回の「プロジェクト・パンサー」においても、これまで培った経験を遺憾なく発揮しているように思われます。
現代版パンテーラのベースは「ランボルギーニ・ウラカン」
プロジェクト・パンサーのベースには「ランボルギーニ・ウラカン」が採用され、しかしこれを「パンテーラ化」するために大きくカスタムされていますが、内容としてはAピラーの位置や角度を変えるなどの改修が行われていると報じられます。
ただ、アレス・デザインは自動車メーカーとしての認可を受けておらず、よってプロジェクト・パンサーは車検証上だと「ランボルギーニ」として登録されることになるようですね。
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よってエンジンはランボルギーニ・ウラカンの5.2リッターV10をそのまま使用し、しかし出力は650PSへと向上。
トランスミッションは7速デュアルクラッチ、もちろん駆動方式は4WD。
車体後部はウラカンに比較して延長されており、そのためリアフードはかなり大きなサイズに。
なお、エンジンベイはカーボン製ですが、ボディパネルそのものもカーボン製だと報じられています。
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パフォーマンスについては0-100キロ加速3.1秒(ウラカンより0.1秒速い)、最高速度は325km/h。
車体重量はウラカンよりも1kg増えて1423kgと公表されています。
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そしてヘッドライトはポップアップ式(これなくしてはデ・トマソ・パンテーラは成立しない)。
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全体的な印象は「かなりパンテーラ」。
それでも「パンテーラ」と名乗らないのは、商標の関係かもしれませんね(”デ・トマソ”自体は別の会社が復活させるとしている)。
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プロジェクト・パンサーのインテリアはこうなっている
そしてこちらはプロジェクト・パンサーの内装。
サイドシルやスピーカーカバーがカーボン製に。
なお、ペダル類はウラカンのものをそのまま使用しているように見えます。
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メーターやスイッチ類もウラカンから多くを引き継ぎますが、細部は専用に作り変えられており、ダッシュボードの造形もオリジナルデザインに。
メーターフード形状やエアコン吹出口は、デ・トマソ・パンテーラをモチーフとしていることがわかりますね。
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センターコンソールのパネルもカーボン製。
なお、円形のコマンダーはウラカンのままですが、そのほかのスイッチは新しく作り直されており、ここは以前に公開されていたプロトタイプから大きく変化しています(以前は”まんま”ウラカンだった)。
飛行機のスロットルレバーのようなものは「リバース」スイッチ。
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それでは動画を見てみよう
こちらがコンコルソ・デレガンツァへと搬入するアレス・デザイン「プロジェクト・パンサー」を捉えた動画、「Ares Design Panther ProgettoUno NEW Italian Supercar! - Start Up, Revs, Driving & Quick Overview!」。