| 「アルストン」とはオーナーの息子の名前 |
ランボルギーニが2018年11月に製造を発表した、アヴェンタドールベースのワンオフモデル、「SC18」。
これは個人によってオーダーされた、公道走行を前提としないつまりサーキット走行専用のモデルで、ランボルギーニのレース部門「スクアドラ・コルセ」によって製造されています。
そのSC18が今回グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにて公開されていますが、その内容によると「実は公道走行も可能」。
たしかに車体後部にはリフレクターも取り付けられ、法規に適合するような仕様も見られますね。
ランボルギーニの記念モデル、ハイパフォーマンスモデルへのオマージュが散りばめられている
SC18にはこれまでのランボルギーニに採用された様々な意匠が見られ、フロントにはウラカンGT3 EVO / ウラカン・スーパートロフェオEVO同様の「Sダクト」「シュノーケル」が採用に。
テールランプは「チェンテナリオ」から。
リアディフューザーはフルカーボン。
リアフードは「セスト・エレメント」のようなデザインですね。
エンジンはアヴェンタドールと同じ6.5リッターV12エンジンですが、出力はチェンテナリオと同じ770馬力へとパワーアップされている、とのこと。
おそらくこれは「マフラーエンド」のようで、カーボン製でなんとも攻撃的な形状を持っています。
ボディ部分とリアのカーボン部分とのカラーが切り替わる仕様はなかなかナイス。
プジョーのGTIシリーズはこういったカラーをオプションで選択できますが、よりエキゾチックな雰囲気が増す、と考えています。
ボディサイドにはランボルギーニの創業年にちなんだ「63」の文字。
フロントバンパーサイドのウイングレット、リアフェンダー前のデザインはアヴェンタドールSVJ風。
イメージ的には「アヴェンタドールSVとチェンテナリオ」をベースに、ウラカンEVO、ウラカン・スーパートロフェオEVO、セスト・エレメント、アヴェンタドールSVJのデザインをプラスした、という雰囲気ですね。
ランボルギーニSC18アルストンのインテリアはこうなっている
インテリアはアヴェンタドールSVに近い仕様ですが、細部は「SC18専用」に。
センターコンソールには「Alston(アルストン)」の文字があり、フォントはチェンテナリオと同じもの。
ちなみに「アルストン」とはこのSC18を注文したオーナーの息子さんの名前、とのこと。
なんとも羨ましい息子さんということになりますが、以前にも同様に、自分の息子の名「オリバー」を冠したワンオフのパガーニ・ウアイラを(息子のために)オーダーしたオーナーも存在します。
なお、センターコンソールにはタッチ式スクリーンが装備されますが、これもチェンテナリオ同様ですね。
さらにセンターコンソールはカーボンファイバー製。
ドアオープナーは「ストラップ」。
VIA:effspot, Carfection