| これは一生の記憶になる贈り物 |
さて、Youtube上で公開される様々なレアカーの納車動画。
今回はポルシェ911のカスタムカー「RWBポルシェ」、そしてランボルギーニ・アヴェンタドールSVJ納車の様子を紹介したいと思います。
両者とも「ワンオフ」、つまり世界に一台のカスタム仕様となっており、RWBポルシェの方は娘の名前を、アヴェンタドールSVJのボディカラーには母の名前をつけたという家族愛あふれる仕様です。
一般にスポーツカーやスーパーカー購入の承諾を家族から得るのは難しいと言われますが、こういった「家族への愛」があれば家庭内稟議が一発で通るかもしれませんね。
RWBポルシェには娘の名前が与えられる
まずはRWBポルシェ。
こちらは娘の名「Alys」をこのクルマの名称として授けています。
サイドシルにも「Alys」のロゴが入っているのがわかりますね。
ホイールを除くとメタリックブルーとブラックで統一された美しい個体で、サイドシルのアンダー、ドアハンドル、ドアミラーやウインカーレンズ等は前後ともブラック。
インテリアだと基本はブラック、シートバックはボディカラー同色のブルーです。
そしてインタークーラーもブルーにペイント。
なお、ホイールは「ゴールド」ですが、ここはアメリカ西海岸らしいところ。
RWBポルシェとは?
RWB(ラウヴェルト ベグリッフ/RAUH-Welt Begriff)は日本(千葉県)発のブランドで、中井啓氏が始めたチューニングブランドです。
もともとは中井氏自身が国産車でドリフトをしていたことから走りの世界に足を踏み入れたとのことですが、その後ポルシェにて走りを求めることに。
当時は低年式のポルシェが比較的安く手に入り、しかしそれをどう格好良く見せるかということで誕生したのが現在のスタイル、とのこと。
そして中井氏は依頼があればリモワのスーツケースを持って世界中どこへでも赴き、オーナーと打ち合わせを行った上で完成形を描き、その場でカスタムを開始することでも知られます。
ランボルギーニ・アヴェンタドールSVJのボディカラーには母の名前
そしてユーチューバー、ロード・アリーム氏に納車されたアヴェンタドールSVJはランボルギーニのパーソナリゼーション部門、アドペルソナムにて特別に調合されたワンオフのボディカラー、「Viola Ashifa」にてペイントされているのが最大の特徴。
ポルシェやランボルギーニ、フェラーリ、ブガッティ等のスーパーカーメーカーでは自分の好きなボディカラーをどのようにも調合してくれ、それに自分が選んだ名称をつけることが可能です(かなりお金がかかるけど)。
今回の場合、Violaは「パープル」の意味なので、Ashifa(アシファ)がロード・アリーム氏のお母さんの名前なのでしょうね。
そしてこの「ヴィオラ・アシファ」はグリッターカラー(ラメっぽい塗装)。
このアヴェンタドールSVJはかなりレベルの高いカスタムが施されており、ボディカラー以外のカラーは極力トーンを抑えている模様。
たとえばブレーキキャリパーはシルバー、ホイールのセンターロックナットはブラック、といった感じ。
反面ボディカラーは積極的に反復して使用していて、サイドシルの「AVENTADOR」文字はパープルに発光。
ドアインナーハンドル、シートの切り返し、刺繍などにもヴィオラ・アシファが使用されています。
このヴィオラ・アシファはピンクに近いようにも思えますが、ちなみにフェラーリはパーソナルオーダーであったとしても「ピンクNG」として有名。
その理由はブランドイメージにそぐわないからということで、しかしもし「母に捧げる」としてピンクをオーダーしようとしたらフェラーリはどう反応するんだろうな、と思ったりすることがあります(イタリアは家族を大事にするので、無下に断らないのかも)。
他にはこんな「人の名前にちなんだ」ボディカラーも
なお、ほかに固有のボディカラー名を持つ例としては、日本だと「ブロンゾ・マサル」「ヒデト・ブルー」が有名ですね。
【動画】その名は「ヒデト・ブルー」!世界で最も高価なペイントを持ち、オプション総額1億円を超えるブガッティ・シロンが東京にいた!
VIA: Lord Aleem , OB Prestige Auto