| ただ、ラスベガスでは実際に何例かスーパーカーの放置が報告されている |
世界中では様々な「遺棄されたスーパーカー」が発見されていますが、今回はラスベガスにて、打ち捨てられたランボルギーニ・ウラカンのお話です。
発見したのはこれまでにもブガッティ・ヴェイロンのカスタムなどを公開していた現地のカーショップ、ロイヤルティ・エキゾチックカーズ。
どうやら「ラスベガス郊外に、捨てられたランボルギーニ・ウラカンがあるらしい」という噂を聞き、探していたところにうまく発見できた、という背景があるようですね。
このランボルギーニ・ウラカンは謎だらけ
このランボルギーニ・ウラカンについてはいくつかの謎があり、ひとつはオクラホマにて営業を営むレンタカー会社が保有している車両ではないかということですが、「なぜオクラホマのクルマがラスベガスに?」という疑問がある模様。
そしてもうひとつは「全く同じクルマを、ラスベガスのコスモポリタン・ホテルで1年ほど前に撮影した人がいる」こと。
この人は自身のFacebook上にて画像を公開していますが、たしかにナンバーも一致。
なお、このナンバーについてはラスベガスにて個人が登録したものだとも報じられており、一体何が本当なのかわからない状態です。
そしてこの両方の謎を解き明かす方法としては、「個人が、レンタカー会社に対し、収入を得るために自分のクルマを委託した」ということで、これであれば辻褄があうのかもしれません。
だとしても「なぜこのウラカンがここにあるのか」は謎のままであり、見たところ、砂埃の被り具合から判断してさほど長い期間放置されていたわけではないようです。
クラッシュの度合いとしては、右後輪を破損しており、おそらくはサスアームも折れるか外れるかしていて、自走は不可だと思われます。
フロントはエアバッグが展開。
反対側のサイドは綺麗なまま。
盗難届が出された車両だというわけではなさそうで、そして盗難車だとすると、この状態であっても盗賊がこのクルマを放置しているのもまた謎ということに(通常は闇業者に売り渡すと思われる)。
レンタカーとして借りた人が事故を起こしたとしてもやはり謎は残り、なぜレンタカー会社に連絡しなかったのか(原状回復のための費用負担は発生すると思われるが、放置するよりはマシ)、事故現場からどうやって帰ったのか等は疑問として残ります。
考えられるのは、これをレンタカーとして借りた人が当時「アルコールの影響下にあり」、事故を起こしたと知られるとマズいと考え、事故ののちにそのままクルマを放置して逃げたということ、もしくは違法レースをしていて、その痕跡が周囲に残ってしまっていて、やはり発覚を恐れて逃亡した、ということ。
いずれにしても賢明な判断とは言えませんが、郊外にこのクルマが放置されているというウワサがどうやって出てきたのを含め。疑問の多いウラカンですね。※パーツが剥ぎ取られていないのもちょっと不思議
参照: Royalty Exotic Cars(Youtube), David Nickerson II(facebook)
参考までに、ラスベガス郊外にはこういった「放置されたスーパーカー」が比較的多いようで、以前にもやはり「そのウワサを聞きつけた」ユーチューバーが捜索ののちにマクラーレン720Sを発見しています。
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