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これは一体?謎のランボルギーニ・アヴェンタドールが目撃。フェイスリフトモデル、もしくはカウンタックモチーフの限定モデルかと話題に

2020/08/08

| 現段階では、どちらの可能性も捨てきれない |

謎のランボルギーニ・アヴェンタドールが目撃されてちょっとした話題に。

ざっと見るとサイドステップ、リアエンジンフード、リアウイング、リアバンパー形状が現行アヴェンタドールSとは異なり、不確かですがドアミラーにはフィンのようなものが取り付けられ、テールランプ内部の発光エレメント上部がオレンジからクリアに。

現時点でこの謎アヴェンタドールについては何も判明しておらず、ひとつの可能性は「アヴェンタドール最後のフェイスリフト(マイナーチェンジ)」、もうひとつは「最終限定モデル」。

「2度目のフェイスリフト」はあるのか

いずれの可能性もアリといえばアリで、「最後のフェイスリフト」についても可能性が大。

というのも、計画通りであればアヴェンタドールは2021年に新型へとスイッチするはずで、しかしハイブリッド技術の停滞によってなかなか後継モデルの開発が進んでいないと報じられるため。

ランボルギーニのモデルライフは「10年」なので、発売後最低10年(ランボルギーニは”20年”を標榜している)、つまり新型(後継モデル)へのフルモデルチェンジまでは最前線を走れる実力と先進性を持つ必要があり、発売してすぐに技術面で他社に追い越されるのは避けたいところ。

ただ、仮にリチウムイオンバッテリーを搭載したハイブリッドモデルを今の段階で発売すると、年3-5%は劣化が進み、さらにバッテリー密度も年5%ほどは改良されてゆくと言われるので、相対的に「新型車」に対しては(バッテリー部分のみ)最大で10%くらい理論上の性能が劣ってゆくことになります。

加えて、ソリッドステートバッテリーが実用化されるとリチウムイオンバッテリーは対抗手段を持たず、リチウムイオンバッテリー搭載車は一気に「旧型」となるわけですね。

もちろんフェイスリフトにてバッテリーの積み替えも可能ではあるものの、バッテリーパックは外部からの影響を受けないように車体内部に取り付けられていることが多く、「外側から」交換するのは非常に困難。

よってそのぶん手間がかかることになり、「物理的には可能だが、コストを考えると非現実的」。

そのためかランボルギーニは「現行アヴェンタドールを延命する」とも述べており(おそらくはウラカンも同じく延命されるかも)、よってここでもう一度、異例の「2度目のフェイスリフト」を行う可能性も。

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「カウンタック」をイメージした限定モデル?

そしてもうひとつの限定モデル説ですが、これも噂によると「アリ」。

実際のところ、数人のランボルギーニオーナーから「カウンタックをイメージした特別モデルの購入をオファーされた」という話も聞いていて、これがもしかすると「その限定車」という可能性も。

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ただ、リアから見ても「カウンタック」へのオマージュにしては共通性が薄く、特徴的なテールランプ形状が再現されていないのは気になる部分。

なお、レヴェントンはカウンタックのテールランプを模したテールエンド形状を持っていて・・・。

シアンFKP37のテールランプ(片側三つの発光エレメント)もまたカウンタックへのオマージュ。

これらを見るに今回目撃された謎アヴェンタドールは「アヴェンタドールの面影が強すぎ」、よってぼくとしては「過去モデルへのオマージュ」ではなく「フェイスリフトモデル」なんじゃないかとも考えています。

ちなみに現行アヴェンタドールSは時期的に見て前チーフデザイナーであるフィリッポ・ペリーニ氏の手によるものだと思われ、しかしフェイスリフトを行うことで現チーフデザイナー、ミッチャ・ボルカート氏の色を(ブランド的に)強めたいという意向もあるだろうと推測しているわけですね(ウラカンEVO、ウラカンEVO RWD、アヴェンタドールSUV、テルツォ・ミッレニオ、シアンFLP37、シアン・ロードスターのデザインがミッチャ・ボルカート氏によるもの)。

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参照:Lamborghini_Dutch

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