| ランボルギーニ・ウラカンSTOは思ったよりも速く納車が開始されることになりそうだ |
さて、イタリアにてランボルギーニの最新モデル、「ウラカンSTO」が目撃に。
ただし車両の一部には白いカバーがかけられ、なにやらテストを行っているかのようにも見えますね。
ウラカンSTOはすでに発表済みであり、今の時点で何かを「隠して」テストを行う必要がないこと、そしてカモフラージュ用のシートではなく養生用の専用カバーが用いられているところから推察するに、おそらくは「生産が完了し、出荷前のテスト(検品)」を行っているのかもしれません。
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スーパーカーに最終テストは欠かせない
なお、ランボルギーニのようなスーパーカーメーカーの場合、工場で生産が終了したら即出荷というわけではなく、1台1台、実走してのテストを行うと言われます。
そしてランボルギーニはフェラーリのようにテストコースを持たないので市街地にてテストを行うことになりますが、そこでは「けっこう踏んでしまう」こともあり、ランボルギーニで長年テストドライバーを務めたバレンチノ・バルボーニ氏によれば「たびたび警察のお世話になった」とも。
現在ランボルギーニは新しい工場を建設・稼働済みで、その中にはテストコースもあるようですが、画像を見る限りではさほどコースは大きくはなく、今でもこうやって公道を走ってのテストを行っているのかもしれませんね。
なお、ブガッティは山岳路や空港を使用して加速や最高速、ブレーキングそしてハンドリングのテストを行ってから出荷すると言われ、こういった「常識を超えた速度で走る」クルマについては、もしものことが許されず、よって一台一台のテストを行っているのだと考えられます。
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ランボルギーニ・ウラカンSTOはこんなクルマ
なお、ランボルギーニ・ウラカンSTOは、デイトナ24時間などのレースから受けたフィードバックを、「ダイレクトに」反映させた市販車。
見た目は「ウラカンにエアロパーツを取り付けた」だけのように見えるものの、実際にボディパーツは(おそらくルーフとドア以外に)通常のウラカンとの共通性はなく、フロントフードもこんな感じでレーシングカーよろしくガバっと開き、通常のウラカンとは異なる構造を持っています(コファンゴというらしい)。
ちなみにフロントトランク内にはヘルメットが1個入るのみ。
フィンのような突起を持つリアフェンダーや・・・。
アグレッシブなリアウイングを持っていて、完全に「ウラカンとは別モノ」であるようにも見えますね。
エンジンはおなじみ5.2リッターV10、出力は640馬力。
駆動輪はレーシングカー同様「後輪のみ」に変更されているという、運転することすらためらわれるクルマです(日本での価格は4125万円)。
それでもおそらくは「乗りやすい」?
ただ、それでもランボルギーニはこのウラカンSTOに日常性を持たせようとしており、今回の動画を見るとフロント側の車高が持ち上がっていることもわかります。
つまりはフロントリフターが用意されており、街なかでの走行にも配慮していると考えて良さそうですね。
以前にランボルギーニとフェラーリを(イタリアにて)訪問した際、あちこちにこういったクルマが走っていて驚きましたが、コロナウイルスの問題が解決し、渡航が可能になった際には、あらためてイタリアを訪れようと思います。
ランボルギーニ・ウラカンSTOをテストする動画はこちら
ぼくがランボルギーニ大阪さんにて、ウラカンSTOにを見てきた際の動画はこちら。
参照: Varryx