ランボルギーニ・ウルスとウラカン「ペルフォルマンテ」対決！ドラッグレース、ブレーキング競争ではけっこう意外な結果に【動画】

｜　たとえ重量があるとしても、パワーとトルクに勝るウルス・ペルフォルマンテのほうが有利かと思われたが　｜

一方、ブレーキング競争だとウルス・ペルフォルマンテに軍配が上がる

さて、carwowがウルスとウラカン両方における”ペルフォルマンテ”グレード同士のドラッグレース対決という興味深い動画を公開。

なお、ランボルギーにおける「ペルフォルマンテ（イタリア語）」とは英語でいうパフォーマンスを表現しており、2017年にウラカン・ペルフォルマンテとともに登場しています。

そしてこのウラカン・ペルフォルマンテは、6:52.01という驚異的なタイムにて、当時ニュルブルクリンクにおける市販車最速の座に君臨していたポルシェ918スパイダーのタイム（6:56.08）を4秒も更新して王座に就いたことでも知られていますね。

ただ、その後この「ペルフォルマンテ」の名は途絶えてしまい、しかし2022年に「ウルス・ペルフォルマンテ」として復活しており、そして今回は「新旧ペルフォルマンテ対決」が実現することとなっています。

ランボルギーニ・ウラカン・ペルフォルマンテはこんなクルマ

そこではまずはウラカン・ペルフォルマンテについて見てみると、これは当時のウラカンLP610-4のハードコアモデルというポジションとして登場しており、0-100キロ加速は2.9秒（ウラカンLP610-4は3.2秒）、0-200キロ加速は8.9秒（ウラカンLP610-4は9.9秒）、最高速度は時速325キロ（ウラカンLP610-4と同じ）、エンジン出力は30馬力向上して640馬力、サスペンションの剛性は垂直10％、ロールで15％アップ、さらに重量は40キロマイナスの1,382kgというスペックを持ちますが、なんと言っても最大の特徴は「ALA」と命名されたアクティブエアロ。

これは加速時にはダウンフォースを低減し、コーナリング時にはダウンフォースを最大化するという仕組みを持っていて、これとトルクベクタリングを行う4WDシステムをもって恐るべきスピードでの旋回を可能としています。

その他ビジュアル面ではレーシングカーにインスパイアされたハイマウントエキゾーストシステム、鍛造カーボンファイバーによる軽量パーツの標準装着といった差異があり、その外観やパフォーマンスなどすべての面において強烈なインパクトを残しています。

ランボルギーニ・ウルス・ペルフォルマンテはこんなクルマ

そして一方のウルス・ペルフォルマンテは「666馬力」という不穏な出力とともに登場したウルスの後継かつハイパフォーマンスモデル。

47kgの軽量化、アクラポビッチ製エキゾーストシステム装備、低められた車高に拡大されたトレッドを持ち、同時期に登場したウルスSにラグジュアリー路線を任せることで「スーパースポーツ的要素」を強調したスーパーSUVです。

ただ、搭載されるエンジンは4リッターV8ツインターボ、そして出力とトルクともにウラカン・ペルフォルマンテに勝るものの、重量はそのサイズに起因して2,150kgというヘビー級。

ランボルギーニ・ウラカン・ペルフォルマンテとウルス・ペルフォルマンテとがドラッグレースを走ったらこうなった

そこでこの両者がドラッグレースを走った結果ですが、意外なことに「けっこうな」差がつくこととなり、やはりドラッグレースにおいてはパワー/トルクよりも軽さのほうが有利に働くということを改めて思い知らされることとなっています（仮にパワーウエイトレシオが同じであっても、やはり軽いほうが速い場合がほとんど）。

ゼロヨンタイムについてはウラカン・ペルフォルマンテが10.6秒で走り抜け・・・。

ウルス・ペルフォルマンテは11.8秒。

しかし興味深いことに、100マイルからの減速だと、なんとウルス・ペルフォルマンテのほうが短い距離にて停止しており、さすがに「自動車業界最大のブレーキシステム」を持つだけのことはある、といったところですね。

ランボルギーニ・ウラカン・ペルフォルマンテとウルス・ペルフォルマンテとがドラッグレースを走った動画はこちら

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参照：carwow