ランボルギーニがウラカン後継スーパーカーの最新ティーザー動画を公開。ガヤルドからウラカン、そしてテメラリオへと未知のパワーで変化してゆくSF的タッチに

｜　近年のランボルギーニはこういったSF的な演出を非常に好んでいる　｜

それはおそらく他社との差別化、デザイン的特徴をよりよく周知させるための手法だと思われる

さて、ランボルギーニは8月16日にウラカン後継スーパーカー（名称は”テメラリオ”だと見られる）を発表する予定ですが、今回はその最新ティーザー動画を公開。

この動画にはテメラリオそのものは登場せず、しかしガヤルドそしてウラカンという「ベイビーランボルギーニ」が登場してテメラリオもその由緒ある血統に連なることを示しており、最後にはテメラリオのエンジンサウンドが雄叫びをあげることに。

ランボルギーニはSF的なティーザー動画を好むことが多い

今回の動画はガヤルドそしてウラカン、さらにはテメラリオといった順に（回転が上昇するエンジン、そしてそれによって発生する異次元のパワーによって）トランスフォームしてゆく様が描かれていますが、ランボルギーニはこれまでにも「SF的」ティーザー動画を多く公開しており、アヴェンタドールやウラカン、そしてウルスの発表に際しても同様の手法を用いています。

Our new super sports car is coming to life.
Can you feel its energy?#Lamborghini

CO2 Emission and Fuel consumption combined: https://t.co/MLO6PI23fq pic.twitter.com/RITQfDqOzd

— Lamborghini (@Lamborghini) August 5, 2024

そしてレヴエルトでは（映像加工技術の進歩によって）さらにSFっぽい雰囲気に仕上がっていて、これは何やら秘密の工場のような場所で極秘にレヴエルトが”（まるでサイボーグかなにかのように）生み出されている”様子を描いているわけですね。

ランボルギーニは「宇宙」を強く意識

そして一連のランボルギーニのティーザー動画、プロモーション動画に一部共通するのが「宇宙」。

これは比較的最近になって見られるようになった傾向ですが、おそらくは現在のチーフデザイナーがミッチャ・ボルカート氏に交代した後からはじまったのだと考えています。

We are close to it. Get ready.​#Lamborghini pic.twitter.com/bAa8gfVzNv

— Lamborghini (@Lamborghini) August 18, 2022

実際のところ、同氏はランザドールのデザイン解説においても「宇宙船（スペースシップ）」という言葉を連発しており、直近のプレスリリースではランボルギーニが自身のデザインチーム（チェントロスティーレ）をして「宇宙船を作っている人たち」だと公式に表現しているので、今後しばらくの間、ランボルギーニのデザイン、そしてそれに付随するプロモーションは「宇宙」にかかわるものが多くなってくるのかもしれません。

もちろんそれはランボルギーニが排他性を求め、そしてその特異なデザインを浸透させるためのブランディングの一環ということになり、「モータースポーツ」を押し出しているフェラーリやポルシェ、アストンマーティンやマクラーレンとの差別化戦略なのだと解釈しています（ランボルギーニはかつて社是としてモータースポーツに参戦せず、よってその方面の歴史がないため、これを補い、あるいは有利なポイントに転化するための戦略でもある）。

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参照：Lamborghini