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ランボルギーニ「ステラート」はサブブランド化?第二弾、第三弾のステラートが登場する可能性が公式に示唆される

ランボルギーニ・ウラカン・ステラート(ホワイト)
Life in the FAST LANE.

| ランボルギーニがこの「ほかが持ち得ない」存在を一度きりで終わらせることはないであろう |

テメラリオはもちろん、「ウルス」ベースでも登場の可能性

スーパーカーの常識を覆し、土煙を上げて爆走するランボルギーニ・ウラカン・ステラート。

当初は「一度限りの突飛な限定車」として世に送り出されたオフロード仕様のスーパーカーですが、どうやらその物語はまだ終わっていない、というのが今回のお話。

イギリスで開催された「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」にて、ランボルギーニの営業・マーケティング最高責任者であるフェデリコ・フォスキーニ氏が今後の「ステラート」シリーズの展開について非常に興味深いヒントを残したと報じられており、プレミアムSUV「ウルス」や、新型V8ハイブリッドスーパーカー「テメラリオ(Temerario)」をベースにした第2、第3のステラートが誕生する可能性がどうやら存在するもよう。

なお同社CEO、ステファン・ヴィンケルマン氏も「SVとステラート」といった派生モデルの展開に触れており、今後「ステラート」が定番化されるといった雰囲気が濃厚となっています。

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この記事の要約

  • 「ステラート」計画は継続中: 一限りの企画と思われたオフロードスーパーカー「ステラート」だが、ブランド公式が今後の展開を熱心に検討中であることを明言。
  • ウルス・ステラートの現実味: フォスキーニ氏は、ウルスをベースにした本格オフロード仕様(ステラート版)の実現可能性が技術的に極めて近いことを示唆。
  • 新型「テメラリオ」への移植も?: ウラカンの後継となる920馬力ハイブリッド「テメラリオ」をベースにした、次世代オフロード・スーパーカーの登場にも期待がかかる。
  • ブランド価値「想定外」の具現化: ランボルギーニが仕掛ける“クレイジーな挑戦”は今後も続く。

驚異の大ヒットとなったウラカン・ステラートという「前例」

そもそも「ウラカン・ステラート」は、最低地上高を44mm高め、専用のオールテレーンタイヤや強固なアンダーガード、さらにボディに無骨なオーバーフェンダーを装着した、前代未聞の「悪路を走れるV10スーパーカー」。

デビュー当初は「誰が買うのか?」と懐疑的な目もありましたが、蓋を開けてみれば世界中で瞬く間に完売し、単なるコレクターズアイテムに留まらず、「どこでも全開で走れる楽しさ」という新たなスーパーカーの価値を証明し、ブランドの近年の歴史において最も成功したモデルのひとつに数えられる存在となっています。

ランボルギーニ・ウラカン・ステラートのデザインスケッチ
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なぜランボルギーニは「オフロード」にこだわり続けるのか?

グッドウッドの会場で発表された新型「ウルスSE(プラグインハイブリッド仕様)」の話題から波及する形にて、フォスキーニ氏はランボルギーニとオフロードの関係性についてこう語っています。

「ウルスのお客様には、郊外の広大な土地に住んでいる方や、馬を運ぶためのトレーラーを牽引するために乗られている方も実際にいらっしゃいます。ウルスはサーキットやオンロードを攻めるだけでなく、オフロードも走破できる。これこそが、お客様が求めている多様なユースケースなのです」

この「SUVを本気で泥や砂の上で走らせる」というユーザー層のリアルな需要が、ランボルギーニが再び「ステラート」のアイデアに立ち返る強力な裏付けとなっているというわけですが、ランボルギーニはもともと「LM002」というオフローダーをDNAのひとつに持つため、これは「至極真っ当な」コメントなのかもしれません(そして、他のブランドでは絶対に持ち得ないルーツでもある)。

ランボルギーニ・ウルスとLM002(ランボルギーニ博物館にて)
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新型「ウルス・ステラート」&「テメラリオ・ステラート」の実現性

フォスキーニ氏は、「ウルス・ステラート」の開発を直接公言したわけではありません。しかし、以下のように述べて実現へのハードルが極めて低いことを強調しており・・・。

「ウルスSEはすでに、ある種のステラートと言えます。ウラカンとウラカン・ステラートの距離感に比べれば、ウルスと『そのステラート仕様』の距離はそれほど遠くありません。プラットフォームは信じられないほど多目的。サーキット仕様も作れれば、タイヤやセットアップを変更して、よりオフロードを強調した仕様に仕立てることも技術的に十分可能です」

参考までに、ランボルギーニは過去にも「ウルスをハードコアなオフローダーへと換装したバリエーションを投入する」と報じられたことがあり、社内でもこのプランがずっと検討され続けていることもわかりますね。

次なる本命はV8ハイブリッド「テメラリオ・ステラート」か?

現在、市場ではウラカンの後継として登場した3モーター搭載のV8ハイブリッドモンスター「テメラリオ(Temerario)」をベースにしたステラート仕様の登場も熱望されており、最高出力920馬力を誇るハイブリッドシステムに、ロングトラベルサスペンションとブロックタイヤを組み合わせた「次世代のラリー・スーパーカー」が誕生すれば、再び世界を震撼させることは間違いなく、そしてまず「現実的な路線」だとこちらのほうが先になるのかもしれません(ウルスSEにはハイパフォーマンスバージョン”ペルフォルマンテ”が追加されたばかりである)。

ランボルギーニがウラカンの祝賀ツーリング「アルティメイトドライブ」開催。ウラカンはこの10年でこういった変遷をたどり、こういったバリエーションを持っている

Image:Lamborghini

歴代・次期候補モデルのスペック・特徴比較

唯一無二の元祖「ウラカン・ステラート」、最新のプラグインハイブリッドSUV「ウルスSE」、そしてステラート化が噂される新型「テメラリオ」のスペックを比較してみると以下の通り。

スペック・項目ウラカン・ステラートウルスSEテメラリオ
エンジン5.2L V型10気筒 自然吸気4.0L V型8気筒 ツインターボ4.0L V8 ツインターボ+3モーター
システム最大出力610 HP800 HP920 CV(システム合計)
駆動方式4WD4WDe-4WD(前輪モーター / 後輪エンジン+モーター)
最高速度260 km/h(タイヤ制限)312 km/h343 km/h
0-100km/h加速3.4 秒3.4 秒2.7 秒
オフロード特化装備+44mmリフトアップ、Bridgestone Dueler ATタイヤ、ルーフレール「RALLY」モード、エアサスペンションによる車高調整(ステラート化された場合、大幅な足回り強化が予想される)
ランボルギーニ・テメラリオのデイタイムランニングランプ
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自動車トレンドの先読み

近年のスーパーカー市場における「オフロード・ハイライディング(リフトアップ)仕様」の台頭は一過性のトレンドではなく、ポルシェが「911ダカール」を、ランボルギーニが「ウラカン・ステラート」を投入した背景には、「舗装路でのスペック競争の限界」と「楽しさのパラダイムシフト」があり・・・。

オンロードスペック競争の「飽和」

現代のスーパーカーはどれも0-100km/h加速が2秒台に突入し、最高速度は340km/hオーバーが当たり前になっています。

しかし、一般道でその性能のほとんどを発揮できないこと、そもそもスーパーカーを一般道で乗るには高いハードルが存在することにに多くの富裕層バイヤーが「退屈さ」を感じ始めていたというのがその背景。

どこでも踏める「自由」という贅沢

路面の段差、キャッツアイ、突然の雨、砂利道。これらすべてに気を遣わなければならない従来のスーパーカーに対し、ステラートは「悪路や段差を気にせず、ラフに走ることができる」という究極のストレスフリーを提供することとなり、この実用性と楽しさの両立こそが富裕層の心を掴んだ本質だと見られています。

なお、ランボルギーニはブランド価値のひとつに「Unexpected(想定外)」を掲げていて、フォスキーニ氏が語った「一度成功した方程式は、常に私たちのバックグラウンド(手札)として保管されている」という言葉通り、次に私ぼくらが「ウルス・ステラート」や「テメラリオ・ステラート」を目にする日は、そう遠くない未来にやってくるのかもしれません。

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Image:Lamborghini

結論:ランボルギーニの“遊び心”は加速し続ける

超高性能と超実用性、そして何よりも「大の大人が泥だらけになって笑えるクレイジーさ」を併せ持つランボルギーニの「ステラート」という考え方。

今回フォスキーニ氏が残したヒントは、同社が今後もエコや効率化だけに走るのではなく、クルマ好きが本能的に求める「エモーショナルなサプライズ」を提供し続けるという、熱い決意表明なのかもしれません。

次にベールを脱ぐのは、砂漠をハイスピードで駆け抜けるウルスか、それとも1万回転近くまで吼えるV8ハイブリッドを積んだ新生ラリー・テメラリオか。今後のランボルギーニの動向から一瞬たりとも目が離せない、というのが現在の状況です。

ランボルギーニ
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