走行距離わずか10,464キロのランボルギーニ・カウンタック5000QVがオークションに登場。
ボディカラーはレッド(Rosso Siviglia)、製造は1987年となっています。
エンジンはノーマルの5.2リッターV12、トランスミッションは5MT、完全オリジナルの状態、とのこと(アルパインのCDデッキのみ後付けされている)。
保証書、整備手帳のほかジャッキ含む工具類も付属しており、相当に優れたコンディションと言えそう。
なお塗装については当時のまま(再塗装されていない)ですが、リアウイングのみ塗装のクラックによって塗装し直されている、と報じられています。
ランボルギーニ・カウンタックは1971年から1990年まで、なんと20年近くも製造されたにもかかわらず、今なおその輝きを失わない名車。
LP500、LP400、LP400S、LP500S、5000QV、アニバーサリーといった歴史を辿っていますが、5000QVは比較的後期のモデルに該当し、かなり完成度の高いシリーズとも言えますね。
5000QV(クワトロバルボーレ)ではV12エンジンが4バルブ化され(これが”QV”の名称の由来)て排気量を5,167ccまで拡大し、最高出力は375馬力から455馬力へと一気に拡大。
再生産数量は632台、と言われます(アニバーサリーの657台に次ぐ二番目に生産が多いモデル)。
クラシカルなゲートつきマニュアル・トランスミッション。
アルパイン製CDデッキ。
アルパインの四角いボタンは当時一世を風靡しましたね。
工具。
いかにも簡素で爆音を発しそうなエキゾーストシステム。
なお前後に黒いゴムのようなものが取り付けられていますが、これは悪名高い「5マイルバンパー」と思われます。
こちらはフロント。
やはり大きな樹脂バンパーが取付けられていますね。
下回りもシンプルですが、ディアブロ辺りまではこういった作りを持っているように思います。
付属品一式。
ちゃんとグローブも残ってますね。
エンジンルーム。
配線がかなり多いように見えますが、このあたりは熱にやられている可能性もあり、新たに「引き直す」必要があるかもしれません。
VIA:CARSCOOPS