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パガーニ・ゾンダSのアートカー登場。サウジの芸術家の表現した「走るアート」

2018/06/05

| パガーニ・ゾンダが「走るアート」に |

非常に珍しい、パガーニ・ゾンダSのアートカーが登場(パガーニのアートカー自体がはじめてかもしれない)。
作成したのはサウジアラビアのアーティスト、シャルマー・シャルバトリー氏で、パガーニ・ゾンダSのボディにハンドペイントを施しています。
近年「アートカー」というとラッピングで済ませてしまうケースも多く、よって今回のような「手描き」はかなり貴重。

左右で異なる表情を演出

運転席側と助手席側とでは配色を変えており、助手席側ではレッド、ピンク、パープル、ブルー、イエローを使用し、運転席側にはブルーの濃淡を使用。

なお、当然ながらゾンダSのボディ全体にはまずラッピングが施され、その上にペイントしているために「簡単に剥がす」ことが可能。
ペイントには4日を要したとされています。

シャルマー・シャルバトリー氏はこのアートカーを「動くアート」と表現しており、実際にこのクルマを走行させることで芸術を表現しようと考えているようですね。

アートカートとは?

アートカーは文字通りボディの表面をキャンバスに見立てて「ペイントを施した」クルマで、その種類は多種多様。
古くはジョン・レノンのサイケデリックなロールスロイス、ジャニス・ジョプリンのやはりサイケ風カスタムが有名で、その後はショップがイベントのために制作したり、メーカーがチャリティーオークションのために制作したり、と多くのアートカーが製作されています。

BMWはレーシングカーに「アートカー」を導入することで知られますが、近年はARを導入するなど新たな手法も見せていますね。
昔だと「直接ボディに」ペイントするしか方法はなく、しかし現代では「プリント済み」のシートをボディに貼り付けたり、今回のようにラッピングを行った上でペイントを行うなど「復元可能な」アートカーも多く、気軽に(とまでは行かないものの)アートカーを楽しめるようになったために多くのアートカーが登場することに。

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