| おそらくはサーキット走行専用モデルとなりそうだ |
さて、パガーニが新たなる限定モデル、「ウアイラR」と見られるティーザー動画を公開(エンジンヘッドカバーには「R」の文字が見える)。
パガーニがウアイラRを開発していることは周知の事実であり、本来だと11月12日に公開されると言われながらも未だ発表の機会が与えられないクルマです。
なお、このウアイラRは「ゾンダR」の後継モデルという位置づけになるかと思われ、エンジンもゾンダR同様に自然吸気を採用するものと見られていますが、おそらくは「ウアイラの有終の美を飾る」最終モデルとなりそうですね。
そのサウンドは紛れもない自然吸気
そして今回公開された動画を見てみると、そのサウンドは「完全に自然吸気(NAエンジンを積んだフォーミュラカーのようだ)」。
ウアイラに積まれるのはメルセデスAMG製のV12エンジンですが、このエンジンからターボを取り去るということで相当に特別な仕様を持つということになりそう。
なお、ウワサだとこのエンジンはドイツのHWAとの共同開発となるそうで、このHWAはかのアポロ・インテンサ・エモツィオーネ(IE)の開発と製造を請け負ったことで広く知られるようになっていますが、これはAMGの設立者でもあるHans Werner Aufrecht氏(これを略してHWA)がAMGからスピンオフさせた会社。
よって、メルセデスAMGのエンジンをHWAがチューンするというのはごくごく自然な流れなのかもしれません。
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なお、このウアイラRはサーキット走行専用モデルと見られており、様々な制約から解き放たれることで900馬力を発生するとも言われ、実際にそれだけの馬力を自然吸気エンジンから発するとなると、とんでもないパンチを持つことになりそうですね。
ちなみに「サーキット専用のV12エンジン搭載ハイパーカー」は意外と多く、ランボルギーニ・エッセンツァSCV12、アストンマーティン・ヴァルキリーAMR Pro、フェラーリFXX-K EVOといった面々が存在。
願わくばこれらがル・マン24時間レースのハイパーカークラス(LMH)で戦う姿を見たかったものですが、それは叶わぬ夢に終わりそうです。
パガーニがインスタグラムに公開した”ウアイラR”ティーザー動画はこちら
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参照: Pagani