![【動画】米にてインテグラ・タイプRが競売に登場→数日残して1300万円へ。なお7年前は100万円以下、4年前には700万、3年前だと900万と高騰中](https://intensive911.com/wp-content/uploads/2022/01/Honda-Integra.jpg)
| ここまでインテグラ・タイプRの価格が上昇するとは誰も思わなかったに違いない |
この様子だと、「上限なし」に価格が上がることになりそうだ
さて、米中古車売買サイトへと2000年式のDC2型インテグラ・タイプRがオークション形式にて出品され、あと2日を残して1300万円くらいまで価格が上昇して大きな話題に。
特別なインテグラ・タイプRか何かなのか?と考えてしまいますが、アメリカでは数年前からインテグラ・タイプRの価格が高騰しており、2018年には700万円オーバー、2019年には900万円オーバーにて落札された例があるので、今回の1300万円という入札も「伊達や酔狂ではない」ということになりそうです。
![Acura-Integra-R-00023](https://live.staticflickr.com/65535/51847460798_18975b27e3_c.jpg)
このインテグラ・タイプRの走行距離はわずか6679マイル
ただしこのインテグラ・タイプRにはひとつだけ大きく価格が上がる特別な要素があり、それは「走行距離がわずか6649マイル」ということ。
一般にアメリカでは過走行のクルマが多いといい、この走行距離の少なさは「まさに異例」と考えてもいいかもしれません。
![Acura-Integra-R-100002](https://live.staticflickr.com/65535/51847720839_a29bb0e7d2_c.jpg)
なお、インテグラ・タイプRは北米だと「アキュラ」ブランドから販売されており(新型インテグラもアキュラ扱い)、日本とは異なって丸目4灯を持つことが特徴。
エンジンそのものは1.8リッター4気筒(DOHC VTEC)B18Cなので日本仕様のインテグラ・タイプRとは相違がなく、出力も200PSとなっています。
![Acura-Integra-R-00025](https://live.staticflickr.com/65535/51848049110_b86aaf9e53_c.jpg)
エンジンルーム内の細部を見ても、「本当に走っていない」ということ、そして保管状態の良さがわかりますね。
![Acura-Integra-R-00024](https://live.staticflickr.com/65535/51847460658_3ee5a1d0f1_c.jpg)
このインテグラ・タイプRは出品者の父親が2000年6月にコネチカット州にて新車で購入したものだといい、ボディカラーはフェニックス・イエロー、インテリアはブラックという仕様。
![Acura-Integra-R-100003](https://live.staticflickr.com/65535/51847720709_722dcd7123_c.jpg)
ボディカラー同色のマッドガードが装着されていますが、アメリカではマッドガードの着用が義務付けられていた時期や州があるというので、その名残のようなものかもしれません。
![Acura-Integra-R-00008](https://live.staticflickr.com/65535/51847460698_175a5c9202_c.jpg)
ちなみにタイヤは新車時から装着されているポテンザのままだと紹介されており、もし購入者が走行を考えているのであれば交換は必須ということになりそうですね。
なお、日本では1998年(いわゆる98スペック)以降、インテグラ・タイプRのホイールが16インチへとサイズアップされていますが、この個体については15インチが装着されているもよう。
![Acura-Integra-R-00004](https://live.staticflickr.com/65535/51847720679_a12050f345_c.jpg)
今回販売されているインテグラ・タイプRの内装はこうなっている
そして内装のコンディションも当然ながら素晴らしく、文字通りの新車コンディション。
![Acura-Integra-R-00011](https://live.staticflickr.com/65535/51847720669_368ed5087d_c.jpg)
シートカラーはブラックですが、レッド、そしてこのイエローのボディカラーを選んだ場合のみ、イエローのシート(いずれもレカロ製)が選択できたと記憶しています。
![Acura-Integra-R-00014](https://live.staticflickr.com/65535/51847400686_2208d88943_c.jpg)
メーターの表示を見るとたしかに積算計は「6649マイル」。
![Acura-Integra-R-00012](https://live.staticflickr.com/65535/51848049235_78c023a632_c.jpg)
シフトノブはチタン削り出し。
カーボン調のパネルは99スペック以降(最終型)の装備です。
![Acura-Integra-R-00016](https://live.staticflickr.com/65535/51848049225_0d14a75f13_c.jpg)
そしてこのシリアルプレートも99スペック以降に装着されたもの。
![Acura-Integra-R-00019](https://live.staticflickr.com/65535/51846429102_9a4f44d39a_c.jpg)
ステアリングホイールは「まだエアバッグが出始めた頃で、やたらデカかった時代」の産物です。
![Acura-Integra-R-00013](https://live.staticflickr.com/65535/51847400591_ea004cfab9_c.jpg)
カーゴスペースもかなりきれいな状態。
なお、画像を見るに、この個体には(もともとインテグラ・タイプRには軽量化のために装着されない)リアワイパーが装着されており、北米仕様には付与されていたのか、もしくはオプションで装着することができたのかもしれません。
![Acura-Integra-R-00005](https://live.staticflickr.com/65535/51847460738_9b5bc79797_c.jpg)
アメリカでは6-7年前まで、このインテグラ・タイプRは「100万円以下で購入できた」といい、そこからもう価格が10倍にも跳ね上がってしまったということになりますね。
![Acura-Integra-R-00003](https://live.staticflickr.com/65535/51847400871_d3a2e23345_c.jpg)
このインテグラ・タイプRを紹介する動画はこちら
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参照:Sehns, Bring A Trailer