
| 外観はともかくとして、サーキットを走ればかなり楽しいクルマなのかもしれない |
出力がどの程度向上しているのかは不明だが、全般的な運動性能は向上しているものと思われる
ニュージーランドの業者が「思いっきり改造された」ホンダNSXをFacebook マーケットプレイスにて販売中(価格は記載されていない)。
なお、このNSXが現在どこに存在するのかは不明ではあるものの、間もなくアメリカへと輸入される予定だと紹介されています。
ベースとなるのは1991年式のマニュアル・トランスミッション車(5速MT)で走行距離は79,000km程度だと紹介されていますが、なんといっても目を引くのはその改造内容で、”もともとNSXであった”ことを判別することが難しいほどのカスタムがなされています。
このホンダNSXはこんな内容を持っている
そこでこのホンダNSXの改造や整備内容を見てみると、ソーサリー(Sorcery)製F1エキゾースト+サードパーティ製エキゾーストマニホールドにカーボンエンジンフード(ネットカバーつき)装着、コーヨー製ラジエターへの換装が行われるほか、ツインデスククラッチは新品へと交換され、その際にはエンジンをいったん下ろしてベルトやウォーターポンプ、シール類の交換も行われている、とのこと。

ホイールはエンケイ製RPF1、サイズはフロント18インチ、リア19インチ。
サスペンションの交換も行われているようですね。

そしてこのホンダNSXの目玉はなんといってもソーサリー(Sorcery)製のエアロキットですが、公式サイトに掲載されているものとはデザインが異なり、もしかするとワンオフなのかもしれません。

今回の販売に際して記載されている内容だと、まずはルートKs製GTウイングにソーサリー製ワイドフェンダー/サイドステップ、ソーサリー製フロントフード、ソーサリー製リアバンパーが装着済み。※全般的に日本のチューナーのパーツが多く装着されている

そのほかだとGTスタイルのエアスクープ(シュノーケル)、フロントカナード、GT1ヘッドライト(イエロー)、FRP製リアフード、後期型テールランプが装着済み。

リアウインドウがそっくりFRP製のカバーに置き換えられているので、ルームミラーからの後方視界は「ゼロ」ということになりそうですね。

リアウイングはとんでもなく広い面積を持ち、リアバンパーはかなり後方まで伸びることで「ロングテール化」。

このホンダNSXはこんな内装を持っている
そしてこちらはこのホンダNSXのインテリア。
エクステリアに比較するとまだ「純正っぽさ」が残っていますが、イエローのセンターを持つレカロシート2脚へと変更されており、モモ製ステアリングホイール、後付けのリヤビューモニター(ルームミラーはデジタル式ではなく、ダッシュボード上のモニターに映像が映し出されるものと思われる)といった装備がアナウンスされています。

そのほか、キルスイッチ、スプーン製スポーツECUも装着されており、アメリカへと輸入した後はヘッドライト、ブレーキローターとブレーキパッド/ラインの交換、油脂類の交換、新品タイヤの装着やアライメント取りなどが予定されているもよう。

ホンダNSX(初代)はある意味で神格化されたスポーツカーでもあり、そこになんらかの手を加えることは許されないといった風潮があるものの、販売台数そのものは少なくないせいか、パワーアップやボディ強化(アメリカ人にとってはパワーが不足しており、そしてボディ剛性はもともと高くない)のついでにエクステリアにも手を入れる例がいくつか見られ、これまでにも「え・・・」という改造が施されたNSXがネット上を賑わせていますね。
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