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GT-Rのデザイナーによる和製スポーツカー「エイムEVスポーツ01」。グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードに車両を持ち込み実際に走行すると発表

GT-Rのデザイナーによる和製スポーツカー「エイムEVスポーツ01」。グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードに車両を持ち込み実際に走行すると発表

| 1960年代のシンプルなスポーツカーを意識した外装に、「世界で最もパワーウエイトレシオに優れるモーター」を搭載 |

現時点では市販そのもの、そして価格等については言及がなされていない

さて、今年春にその姿が一般に公開されたピュアエレクトリック・スポーツカー、エイムEVスポーツ01。

このエイムEVスポーツ01は、名古屋拠点のエンジニアリングサービス会社「AIM」が開発・製造を行うピュアエレクトリックカーですが、今回、月末に開催されるグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにおいて実車を公開すると発表し、その詳細についても一部情報を公開しています。

和製エレクトリックスーパースポーツ、「AIM EV Sport 01」正式発表!デザイナーは元日産の中村史郎、製造はル・マンにて実績のあるエイム株式会社【動画】
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現時点ではまだまだエイムEVスポーツ01はテスト段階にあるが

このエイムEVスポーツ01にはいくつかのトピックがあり、まずスタイリングについてだと、日産にて長らくデザイン部門を率いてきた中村史郎氏が手掛けたこと。※GT-Rやキューブ、リーフなどをデザインしている

ボディサイズは全長3,900ミリ、全幅1,900ミリ、全高1,200ミリというコンパクトなクルマであり、中村史郎氏は「EVだからといってむやみに先進性を強調するのではなく、1960年代のスポーツカーの持つ雰囲気を再現した」と語っており、実際に親しみが感じられるルックスを持っているように思います。

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パワートレーンは「世界で最もパワーウエイトレシオが優れるエレクトリックモーター」、APM200をシングル(後輪駆動)もしくはデュアル(4WD)でテストしているといい、デュアルモーター搭載であっても車体重量はわずか1,425kgに収まる、とアナウンスされています。

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システム合計での出力は483馬力/740Nm、モーターは高度なトルクベクタリングシステムによって制御され、インバーターの定格入力は720V、出力は380kWだと紹介されており、エレクトリックモーターは4つのパックで構成された容量81kWhのラミネート型充電式リチウムバッテリーによって駆動され、推定航続距離は300kmだそうですが、バッテリー容量と重量とのバランスを考慮すると、あまり距離が伸びていないようにも感じられます。

車体構造はマルチチューブラー・アルミフレームにダブルウィッシュボーンサスペンションを備え、インテリアの「バスタブ」はカーボンファイバー製、ボディパネルはカーボンファイバーラミネート構造、ホイールは20インチ。

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なお、中村史郎氏は現在日産を辞して自身のデザインカンパニー、「SNデザインプラットフォーム」を主宰していますが、エイムEVスポーツ01のデザインを担当するに際し、以下のようにコメントしています。

このエイムEVスポーツ01は、FRパッケージとレイアウトに助けられつつ、過去の偉大なスポーツカーの精神から学んだことが生きています。シンプルでクリーンなデザインによって、ダイナミズムを洗練されたエレガンスで表現したかったのです。EVスポーツ01は、誇張された複雑な面を避け、1960年代の偉大なヨーロッパや日本のスポーツカーを彷彿とさせるような、最小限のフォルムで構成されています。そのようなインスピレーションを受け、グッドウッドで私たちのクルマのデモンストレーションを行うことができるのは、特にふさわしいことだと思います。

なお、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード(7月13日〜16日)では、たた展示されるのみではなく、 "First Glance "部門でタイムランを行うといい、そのパフォーマンスにも注目したいところですね。

エイムEVスポーツ01発表当時の動画はこちら

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参照:AIM

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