2022年8月の国内販売ランキング公開！トヨタはTOP10にわずか5台しか送り込めず、日産リーフは1位のヤリスを狙う。なおアウトランダーは前年比25倍の破竹の進撃

｜　トヨタはサプライチェーン不足によって想定外の苦戦を強いられているようだ　｜

トヨタ、レクサス、ダイハツ以外は揃って前年比の販売をクリア

さて、2022年8月の国内自動車販売台数が公開。

全メーカーの販売台数は57,921台で、これは前年比79.9％という数字にとどまりますが、多くの自動車メーカーにおいては「様々な要因で生産が進んでいない」ものと思われ、これは需要を表した数字ではないと考えてよさそうです。

ブランド別に見てみると、トヨタが64,175台（前年比70.1％）、ホンダが21,154台（前年比103.4％）、日産が18,341台（前年比105.6％）、マツダが9,775台（前年比125.1％）、スズキが7,911台（前年比145.0％）、スバルが6,348台（前年比112.4％）、三菱が3,976台（前年比158.6％）、レクサスが3,224台（前年比91.9％）、ダイハツが2,586台（前年比96.8％）といったところ。

日産ノートの勢いには注目

今回のランキングについて注目なのは日産ノートが二位に浮上したことで、まだまだ1位のヤリスとは差があるものの、先代ノート同様、（この勢いが継続すれば）首位を獲得することも難しくはないかもしれません。

そのほか三菱アウトランダーが破竹の勢いにて販売を伸ばし（前年比25倍）、三菱にとっては大きなヒットとなっていることがわかりますね。

すでにホンダは「脱中国」を宣言

なお、各メーカーにおいて生産が進まないのは主に「中国からパーツが入ってこないから」で、上海はじめいくつかの都市で実施されたロックダウンの影響が大きいとされています。

こういった現状を受け、ホンダは「中国に依存しないサプライチェーン構築」を整えると宣言しており、自動車業界において今後大きな再編があるのかもしれません。

ちなみにトヨタの「TOP10占有率」が下がっていて、今月トップ10に送り込んだのはわずか5台にとどまっており、ピーク時の「8台」に比較して大きく減少しています（トヨタは100万台という規模にてバックオーダーを抱えており、しかし生産が進んでいないと言われる）。

以下、2022年8月の国内販売ランキングです。

合わせて読みたい、関連投稿

参照:日本自動車販売協会連合