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次期MR2?トヨタ「GRヤリス Mコンセプト」がクーペ姿でスーパー耐久岡山へ実戦投入、新開発の2.0L直列4気筒ターボ「G20E」をミッドマウント

トヨタ GRヤリスM風のコンセプトカー
ORC Ogura Racing Clutch

トヨタ Gazoo Racingは次々ニューモデルを投入する計画を持っている

そしてそれぞれが活躍する「モータースポーツ」の場が与えられるものと思われる

トヨタがモータースポーツの現場を「走る実験室」として活用し開発を推進している謎のミッドシップスポーツカープロジェクト。

これまでハッチバックボディの「GRヤリス Mコンセプト」としてテストが重ねられてきたものの、ついにその姿が本格的なスポーツカーらしいクーペシルエットへと進化を遂げたというのが今回のニュース。

小倉クラッチ(Ogura Racing Clutch)などの協力のもと、2026年10月23日〜25日に岡山国際サーキットで開催される「ENEOS スーパー耐久シリーズ 2026 第6戦 岡山」へ、大改修が施された最新プロトタイプが投入されることが明らかになっており、ここでは「伝説のミッドシップスポーツ”MR2”の復活を予感させる」、この注目の開発プロジェクトの最新動向について見てみましょう。

この記事の要約

  • トヨタがモータースポーツを通じて開発を進めるミッドシップスポーツ実験車「GRヤリス Mコンセプト」が、従来のハッチバック形状から低重心な2ドアクーペシルエットへと姿を変えて再登場
  • 小倉クラッチが協力する「GR Team ORC Field」から、10月23日〜25日開催の「スーパー耐久シリーズ 第6戦 岡山」ST-Qクラスへ実戦投入
  • 新開発の2.0L直列4気筒ターボエンジン「G20E」をミッドシップ配置しており、将来的な「MR2」の復活や400馬力超の次世代スポーツカー市販化に向けた重要な実験機と目されている

トヨタ「クーペ型 GRヤリス Mコンセプト」の概要

今回岡山国際サーキットで捉えられた車両は、これまでのハッチバック形状から全高を大幅に下げ、流麗なクーペボディを纏った新型プロトタイプ。

車体にはGRヤリスのヘッドライトやテールランプ、スクエアな大型フェンダーエクステンションが装着されており、エンブレムの隣に手書きで「風」と記されていることから、現場やメディアでは「GRヤリス風Mコンセプト」とも称されています。

このスクエアなオーバーフェンダーやサイドの巨大なエアインテークは、ミッドシップ配置されたエンジンや冷却系ハードウェアに十分な走行風を送り込み、リア周りの熱を逃がすための機能的なデザインであると考えられ、今回のスーパー耐久第6戦岡山には、ドライバーとして小倉康宏選手、モリゾウ(豊田章望会長)選手、佐々木雅弘選手、松井孝允選手らが搭乗し、極限状態でのデータ収集が行われる、とのこと。

「G20E」エンジンの搭載

本プロジェクトの核心は、トヨタが開発を進める次世代パワートレインとミッドシップレイアウトの制御技術にあり・・・。

  • ミッドシップレイアウトと低重心化の追求:従来のハッチバック型Mコンセプトでは、コーナリング時にリアタイヤへ急激な荷重移動がかかりスピンモードに陥りやすいという、かつての「MR2」同様のミッドシップ特有の挙動(限界域でのオーバーステア)が課題となっており、しかし今回のクーペ化ではボディ構造やシャシージオメトリーを根本から再設計し、大幅な低重心化と空力性能の向上を図っている
  • 新開発 2.0L直4ターボエンジン「G20E」 :搭載されるパワートレインは、トヨタが将来のハイパフォーマンスモデル向けに新開発している2.0リッター直列4気筒ガソリンターボエンジン「G20E」。GRヤリスに搭載されている1.6L 3気筒エンジン(G16E)を上回るポテンシャルを持ち、市販仕様では最高出力400馬力(400 hp)オーバーを目指しているとされている
  • 4WD(四輪駆動)との組み合わせ:ミッドシップ配置のエンジンに4WD駆動システムを組み合わせることで、強大なパワーを余すことなく路面へ伝達するパッケージングが検証されている
項目トヨタ GRヤリス Mコンセプト(最新クーペ仕様)概要
参戦カテゴリースーパー耐久シリーズ 2026 第6戦 岡山(ST-Qクラス)
参戦チームGR Team ORC Field(GR Team ORC×Field)
エンジンレイアウトミッドシップ(ドライバー後方にエンジンを配置)
搭載エンジン新開発 2.0L 直列4気筒 ガソリンターボ「G20E」
想定市販出力400 馬力(400 hp)以上を目標設定
駆動方式ミッドシップ 4WD(四輪駆動)
主なドライバーモリゾウ(豊田章男)、小倉康宏、佐々木雅弘、松井孝允

競合比較・市場での位置付け

現在、世界的な環境規制やコスト増により、手頃なサイズ感の純内燃機関(ICE)ミッドシップスポーツカーは市場から姿を消しつつあるというのが現状で・・・。

  • 伝説のネーミング「MR2」復活への期待: 2007年の「MR-S」生産終了以来、トヨタのラインナップから途絶えているミッドシップモデル。今回の「G20Eエンジン+ミッドシップ」の組み合わせは、まさに「次世代MR2」の再来を強く予感させる
  • GRスープラやGR86との差別化 :FR(フロントエンジン・後輪駆動)を採用するGRスープラやGR86に対し、ミッドシップ4WDという本格レーシングパッケージを採用することで、トヨタのモータースポーツ・スポーツカーラインナップにおける最高峰の運動性能を担うフラッグシップへ位置付けられる可能性がある

補足情報

今回のニュースからは、トヨタの「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」のリアリティと進化プロセスが読み取れるかのように思われ・・・。

  • 市販化に向けたコンセプトの進化(段階的ステップ): プロトタイプに今なおGRヤリスのライト類が流用されているのは、外観デザインを確定させる前に、冷却・シャシー・前後重量配分といった基礎骨格の煮詰めを最優先しているためであり、リアに刻まれた「M」の文字が示す通り、このクーペプロトタイプの後、より市販モデルに近いデザインコンセプトモデル(東京オートサロン等での披露)へと発展していくステップが予想される
  • トヨタのスポーツカーに対する本気の姿勢 :モリゾウ氏自らステアリングを握り過酷な耐久レースで限界走行を繰り返す手法は、市販化された際の圧倒的な信頼性と走りの質感に直結する

結論

ハッチバックから洗練されたクーペフォルムへと進化し、スーパー耐久岡山戦のターマック(舗装路)へと飛び出したトヨタのミッドシッププロトタイプ。

新開発2.0Lターボエンジン「G20E」の官能的なパフォーマンスと、低重心化されたミッドシップシャシーの熟成が進むにつれ、ぼくらが夢見た「次期MR2」の誕生が現実味を帯びており、実戦の中で磨き上げられるこの挑戦的な一台の進化から、今後も目が離せないといったところでもありますね。

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参照:ORC Ogura Racing Clutch

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