| 思わずなんども見てしまう |
さて、一部の国で運用されているラウンドアバウト(環状交差点)。
一般的な十字交差点に比較すると交通の流れを阻害せず、渋滞緩和や排ガスの抑制に効果があると言われていますね。
日本においても2013年にラウンドアバウトの定義が設定され、2014年から運用が開始されています。
そして今回紹介するのはポーランドのラウンドアバウトでの単独事故ですが、これが過去に例を見ないほどの豪快なもので、今までぼくはこれほどまでに綺麗にクルマが飛んでゆく様を見たことがありません。
事故の原因は飲酒運転らしい
動画を見ると、まずは1台のスズキ・スイフトが画面奥の方からやってきます。
そして猛スピードでラウンドアバウトに侵入するも一切減速せず、中央島に乗り上げ・・・
そのままテイクオフ。
画面の上に向かって飛び・・・
そのまま右上に消えてしまうほどの飛びっぷりです。
正直言って、これほどまでにクルマが勢いよく飛んでゆく様子を見たことがなく、正直「え?」と2度見してしまったほど。
このあとスイフトは(飛んでいった)正面の建物に衝突し、そのまま建物のある墓地の敷地内に着地したそうですが、もちろん車体は大きく損傷してこんな感じに。
現地に駆けつけた消防隊いわく「ドライバーを救出するのに車体をカットしなければならなかった」ほどクルマが圧縮されていたものの、幸いなことにドライバーは一命をとりとめ、最寄りの病院に収容されている、とのことです。
なお、事故の原因は今のところ不明ではあるものの、車内にはアルコールの匂いが充満していたとされ、よって「飲酒運転」が原因だと考えて良さそう。
ボクはラウンドアバウトで失敗したことがある
なお、ラウンドアバウトは慣れないと相当に危険だと感じることもあり、ぼくは過去に二度ほど危ない目に遭っています。
ひとつはパリにて、凱旋門を中心とするラウンドアバウトに入ったときで、入るのは良かったものの(ラウンドアバウトに入るクルマに優先権があるので、ほかのクルマは待ってくれる)、出たいところで出れずに何周も回る羽目に。
加えてラウンドアバウト内には車線がないため、どのタイミングでどう移動すればいいのかわからず、クラクションの嵐を浴びたことが今でもトラウマ。
もうひとつはシンガポールにて遭遇したラウンドアバウトですが、そのとき運転していたのはフェラーリ・カリフォルニアTだったので(着座位置が低くて)前方を確認しにくく、前にある交差点がラウンドアバウトだと認識できず、進路の先に「なぜ植え込みがあるのか」理解できずにためらったことがあります。
加えてそのラウンドアバウトは「侵入/脱出路、外周共に」1車線だけで規模が小さく、「円」を描いているように見えなかったわけですね(植え込みの周りの道が見えなかった)。
こちらについても状況に即座に対応できず、不要に減速してしまってラウンドアバウトのメリットを活かせず、後続車に迷惑をかけてしまったことを思い出します。