トヨタFJクルーザーを新車で入手できた最後の地域、中東においても「2022年12月で販売終了」。ただし最後の黄昏を演出すべく1,000台のみのファイナルエディションが追加

｜ トヨタ FJクルーザーは現在ボクが欲しいクルマの筆頭でもある ｜

いつかどこかの段階で手に入れねばなるまい

さて、トヨタは日本や北米市場でのFJクルーザーの販売を終了させて久しい状態ですが、今のところ唯一販売が継続されているのが中東地域。

ただし今回、その中東においてもFJクルーザーの販売がついに終わることとなり、2022年12月をもってそのライフが終了する、と報じられています。

なお、中東では非常に多くのFJクルーザーが走っていて、こんな感じで砂漠を爆走する人々も多数。

トヨタはFJクルーザーの最終限定モデルを発売するようだ

そして販売終了とともに報じられているのが「FJクルーザーの最終限定モデルが登場する」ということ。※画像は現在販売されている通常モデル

中東での販売開始が2007年なので、実に15年も販売が継続されたということになりますが、この最終限定モデルは「コレクターズアイテム」として高い人気を獲得することが予想されます。

現在トヨタの中東法人は「2023年モデル」としてのFJクルーザーを販売しているので、この最終限定モデルも2023年モデルとしての販売になるかと思われ、そしてその台数はわずか1,000台に限定されるというので、一瞬で売り切れるのは間違いなさそうでもありますね。

このFJクルーザー「ファイナルエディション」については、すべての個体がベージュのボディカラーを持ち、ブラックアウトされたグリル、バンパー、エクステリアウィングミラー（ドアミラー）、ドアハンドル、スペアタイヤカバーを持つことが明らかに（FJクルーザーにおいて人気のあるカスタムが反映されていると言っていい）。

他の装備としては17インチアルミホイールとサイドステップ、さらにはファイナル・エディション・バッジの装着もアナウンスされています。

トヨタの中東法人はこう語る

今回、FJクルーザーの販売終了をアナウンスするに際し、トヨタ自動車株 中東・中央アジア駐在員事務所の藤田首席代表によると「FJクルーザーは、トヨタの豊かな歴史の中で最も象徴的なSUVの一つとして、思い出に残る”黄昏”が残されることになります。このクルマは、オフロード性能、スタイル、性能を兼ね備えており、砂漠での冒険でも日常の活動でも、ドライバーや同乗者の方がどこにいても、快適で信頼できる体験を提供することができるのです」とのこと。

ぼくはFJクルーザーに強く惹かれており、どこかのタイミングで手に入れておかねばなるまいとも考えているのですが、未だアクションを起こせないまま（ただし人生のうち、必ず購入することになると思う）。

なお、このトヨタFJクルーザー「ファイナルエディション」のパワートレインについては変わりがなく、現行モデル同様、最高出力270ps、最大トルク380Nmを発生する4.0リッター自然吸気V6エンジンを搭載すると報じられています。

FJクルーザーは（一部で）非常に人気が高いクルマではありますが、今のところトヨタは直接の後継を考えていないといい、しかしフォード・ブロンコやジープ・ラングラーの対抗馬としてのニューモデル投入を期待したいところでもありますね。

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参照：Toyota UAE